休眠団体のようだった自動車会議所ながら豊田会長になったら動き始めた。石油不足の情報を発信中
業界に居ても今まで存在すら意識しなかった自動車会議所ながら、豊田章男会長になってから様々な情報発信を始めている。なかでも有用なのがアメリカのイラン攻撃から始まった石油不足関係の情報。『自動車産業インフォメーション』というコーナーで連日のように材料や物資の状況を紹介している。ナフサ不足やシンナー不足、パールホワイトがなくなった等々の情報が出てます。
写真/jama
ここにきて問題になり始めたディーゼル用のエンジンオイル不足の情報を少し紹介しておく。今まで何度か紹介してきた通り、世界でベースオイルを作っている企業は少ない(添加剤を作っている企業はさらに少なく4社)。当然ながら日本ではディーゼルエンジンのベースオイルを作っておらず、80%を韓国。20%はカタールから運ばれてくる。このうち、カタール分が止まってしまった。
自動車会議所の情報によれば韓国ルートは大きな問題が出ていないようだけれど、韓国だって原油は入って来にくくなっている。遠からず減ってくるだろう。そもそもディーゼルエンジンのオイルって在庫が少なかったそうな。加えて目先の利く需要家は、ある程度の量を確保していると思われる。業界の情報を知っていれば、中東からの原油調達に問題出た瞬間から確保するだろう。
何も知らない民間の整備工場や、自社でメンテしているバス会社、運送会社などは在庫を確保しようという意識もなかったに違いない。当然ながら出遅れ、調達出来なくなってしまった。今後どうか? 今の中東情勢を考えたら普通に買えるようになるまで最短で半年。それ以上になる可能性の方が高い。絶対的な量が足りないため「値上がり」じゃなくて「買えない」になるだろう。
国は「在庫を吐き出せ」としか言わない。そう言われても吐き出したら自分の会社が回らなくなってしまうため、吐き出すことなど出来ないです。準備を怠ると今後も様々な物資や素材が足りなくなると思う。目先が利く企業はすでに確保のメドを付けていることだろう。何度も書いてきている通り日本政府を信じるのは自由だ。困ったなら助けて貰うようお願いしたらいいと思う。
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この話は友人から聞いておりました。
友人の会社は大手なのですが、所有台数が大小合わせて万の桁ですので、その中には、ディーゼルエンジンではないトラックもあるとの事ですが、近距離仕様かつ台数に少ない。
当面必要な数量は確保しているとの事ですが、事はオイルだけの問題では無いとの事で、今までは空荷を出さない様に手配をしていたとの事でしたが(勿論、ドライバーさんの負担も考えてです)、走行距離も考慮しないといけないと…
仕入先の80%が韓国ルートしか無いと…これも政治的に色々と
あるのでしょうねぇ…
兎にも角にも、トラックの果たす仕事量は多岐に渡ります、このまま行くとただでさえ、物価高の中、オイルの仕入れ単価が上昇するのはトラック事業に頼っている事業者も商品の更なる値上げに繋がる事になりますよね…
ディーゼルエンジンは壊れると修理代金が高いので、オイルをケチる事もできまでんしねぇ…
稼働率を下げる事も出来ず、頭が痛い所ですよね…