アメリカ頼みのビジネスをしているメーカーは大嵐に備えよ!

ゴールデンウィークに予約していたクルーズ船が運行キャンセルとなりました、という連絡入った。クルーズ船ギョウカイ、先週くらいまでは通常通りだったものの、突如厳しくなったようだ。ハワイ周遊のプライド・オブ・アメリカはホノルル港から全く動いていない。マイアミとナッソーの間の海域を見ると、下を見て40隻くらいのクルーズ船が海上に浮かんだままになってる。

はたまた私が先月訪れたシドニー沖は15隻くらいのクルーズ船が停泊中。横浜のダイヤモンドプリンセス、乗員が解放された後も動いていない。ぱしふぃっくびいなすも大阪に停泊中。長崎にはコスタネオロマンチカ。飛鳥Ⅱを探すとシンガポールでドック入り。にっぽん丸といえば横浜でドック入り。稼ぎ時の連休にこんな状況じゃ破綻する企業だって出てくるだろう。

今まで想像も出来なかったことが現在進行形で起きている、ということです。

航空産業だって厳しい。飛ばさなければ運航経費掛からないとはいえ、機材の固定費や社員の給料は必要。新規参入のLCCにとって台風のような暴風だ。厳しいと言われていたアリタリア航空あたり、破綻するかもしれません。全てのギョウカイで、余裕のない企業は生き残れないと思う。現在、のんびりしていられるのは公務員と、内部留保をたっぷり持っている優良企業くらいかと。

いや、内部留保を持っていても経済的な凍結続くと厳しい? ホンダは8兆円という巨額&十分過ぎる内部留保を持っているが、年間売上高16兆円。超シンプルな話になるけれど全ての活動が止まったら、遠からず使い切ってしまう。優良企業にとっても半年は長い。余力の無い企業からすれば2ヶ月だって余裕を全て吐き出すことになります。アメリカやヨーロッパは最低2ヶ月動かない。

アメリカの1本足打法で勝負しようとしているメーカーにとってみれば大嵐だ。割高なクルマを作っているメーカーも厳しい。なんとなれば、失われた2ヶ月の需要、おそらく戻ってこないし、戻ってきても景気が元通りになるまで安いクルマに集中すると思う。日本の経済は低空飛行かつまだら模様ながら動いている。アメリカの経済停滞は決定的なダメージになると心配します。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ