テスラ、気がついたら年内にも250万台規模の生産体制に! マツダに続いてスバルも抜かれた

テスラの生産台数が急増している! 上海工場の生産能力は年間100万台! 10万じゃなく100万! 新型コロナ禍などのため今までフル稼働出来ていなかったものの、生産ラインの改良を行ったこともあり8月は8万3千台を作った。月産8万台なら96万台! 上海工場の生産能力に近づく。さらにテスラは上海工場の生産規模を2倍の200万台にする計画とのこと。

今年3月に生産を開始したドイツ工場も50万台規模と大きい(一般的に自動車工場は24万台規模で大きいと言われる)。直近の情報だとすでに月産2万台に達しているという。これまた正確な数字は不明ながら、9月のドイツ国内に於ける販売台数でテスラがエンジン車を含め1位になったようだ。遠からずフル生産になるだろうから、上海工場と合わせ150万台規模!

そして米フリーモント工場の50万台規模も加えれば200万台規模の生産キャパシティを持つことになる。実際、すでに年間120万台ペースでテスラは作られ、売れてます。年内には50万台規模のテキサス工場の生産も立ち上がり250万台に。上海工場の100万台上乗せが実現したら350万台だ。おそらく2025年には350万台を作れるようになると思う。

ちなみにトヨタはレクサスと合わせ2030年に350万台目標。現状を見ているとテスラのように50万台規模の工場を次々に立ち上げるような戦略は無し。もちろん「イーロンマスクが思っているほど自動車産業は甘くない」という意見も出るだろうけれど、少なくとも2022年はスバルを抜く120万台のクルマを売る。中国をナメていたらイッキにひっくり返されたことを思い出す。

ルノーが焦るのも当然かもしれない。VWだって焦っている。ステランティスはこのままだとテスラにシェアを奪われる一方。欧州市場で余裕を持って状況判断してるのがトヨタ。ハイブリッドは現在進行形で唯一の電気自動車に対するアンチテーゼになっているからだ。そんなトヨタも欧州市場が電気自動車に突っ走るようだと大挽回策を打たなければならない。

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2 Responses to “テスラ、気がついたら年内にも250万台規模の生産体制に! マツダに続いてスバルも抜かれた”

  1. Rotarycoupe より:

    それだけの電池を確保できているのが、テスラの凄いところです。

    もっともその裏返しか、台湾にまつわる発言でイーロンがバズっていますが。

  2. 猫まんま より:

    これこそアメリカが最も得意とする運用の妙。
    技術や品質で無く今出来ることをスピーディーに運用する。内容的には大きなバッテリー積んで大きなモーター積んでるだけで売ったら売りっぱなしで知らん顔。ぶっちゃけどこでも作れる電気自動車でしかない。でも一気にトップに踊り出る。
    これが日本に一番欠けているところです。
    日本の悪いところはとにかく保守的過ぎて新しいことをやろうとしない&新しいことをやれば潰される。
    テスラの凄いところは実質ダンピングまがいの低価格で電気自動車を売ったところ、だから売れた。
    正直これから日本の自動車メーカーはどんどん斜陽化していくことでしょう。
    日本の企業にイノベーションやレボリューションなど起こせるわけがない。
    トヨタはどうにかなるだろうけど他のメーカーはこの先どうするんだろうか?
    マツダなんかは自己満足な技術なんてどこにも相手にされずそのうちディーラー網目当てでテスラに買収されるのではと思います。

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