ドイツの電池技術

トヨタはBMWグループと電池の共同開発について正式に契約を結んだ。いろんな意味で驚かされる。まず「パナソニックはど
うしたのか?」という点。性能高いけれど危険性も高いニッケル正極のリチウム電池の開発に失敗したパナソニックは、マンガン正極で安定した性能を実現していたサンヨーを丸ごと買収。

これで一件落着したのかと思いきや、テスラとも提携を結ぶ。実際、RAV4の電気自動車はパナソニック製18650電池を使う。パナソニックのパソコン用リチウム電池、まぁまぁの性能が出ています。ただ量販電気自動車用としちゃ耐久性などいくつかの点で厳しい。やっぱり自動車用のリチウム電池が欲しい。

しかし昨年あたりから2014年の電気自動車量販計画を出したり、プリウスPHVの低コス
ト化を匂わせたり、リチウム電池の開発成功を思わせる状況になっていた。一方「元サンヨーの電池が上手くいっていない」という情報も。そんな中でのBMWである。どうやら順調という状況じゃないようである。

もう一つ。面白いウワサがあります。BMWもレベル高い開発部門を持っている。化学についちゃドイツは優秀。世界最大のケミカルメーカーであるバイエルの農薬など、世界中を席捲しているほど。もしかするとBMWが素晴らしい技術を開発したんじゃないか、と言われているのだった。こら大いに可能性あります。

BMWにとっても一社だと量販効果が出ない。かといってベンツやVWと組むのも好ましくない。トヨタなら一石二鳥だということである。この件、案外早い時期に何らかの発表があると予想しておく。トヨタにとっちゃノンビリと基礎研究をしているような時間が無い。ここ1年くらいで結論を出さなければならぬ。

・ECOカーアジアは「天然ガス自動車復権へ

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4 Responses to “ドイツの電池技術”

  1. E90 より:

    BMWとトヨタは最近仲が良いですね。
    先日親父と家のクルマの車検に行ったときBMWのニューブランド「i」の話を聞きました。いよいよ、電気自動車の時代がきそうです。「i8」凄くカッコ良かったです。
    燃料電池に使う水素は、約90%近くが炭化水素由来と言われてますから、石油が無くなる40年後以降、燃料電池はかなり非現実的なものとなります。水素は大量にありますが、生成するのに電気を使います。でも、それと同時に火力発電も使えなくなります。
    次世代のエネルギー及び代替エネルギー(そんなものあるか分かりませんが)見つかるまで、この40年間石油を大切に使うことに努力しなくてはならないはずです。だからこそ電池の研究は非常に重要です。発電した電気を効率よく畜電する技術は大切です。
    思うに、BMWとやるのも良いですが、国をあげてやって欲しかったです。もはや「利益」だけを考えてはいけない問題かと考えてます。資源が少ない国ですから、なおさら。
    余談ですが、クルマだけにエネルギー問題を焦点に当ててはいけないと思います。クルマだけを考えると、炭化水素から水素を生成して、水素スタンドに備蓄して、その上発電時の発熱は無駄にしています。手間がかかります。
    一番エネルギー効率が良さそうなのは、家庭用燃料電池も同時に普及させることだと思いますね。排熱で風呂を沸かして、発電した電気を家なり電気自動車に使うのがエネルギー効率を考えても、水素燃料の有効な使い方だと思います。発電所が家のとなりにあれば、送電ロスもないですし。
    電気自動車だけの開発だけで止まらないで欲しいです。もはやエネルギー問題はクルマだけの話ではないと思います。

  2. 小林 英弘 より:

    サンヨーが開発してパナソニックブランドで売ってる『エネループ』なんて、いわゆる「乾電池」の中ではブッチギリの素晴らしい商品だと思いますが…「分野」というか「用途」が変われば得手不得手が変わってしまうものなんですね〜工業製品って難しいんですね…。
    しかし私にはBMWの思惑がイマイチ良く解りませんが…トヨタなんて「よその国のメーカー」なんかと組まずに「同じドイツのメーカーと組む」という愛国心というか連帯感というか同胞意識というか、そういう考えはない様ですね。国民性の違いでしょうか…?
    PS:VW UP!に関してですが…物凄くバッカみたいに素朴な疑問ですが…ドイツ車のあの「ドッシリ感」は何が原因でどういうメカニズムで感じるのでしょうか? 『静粛性』でしょうか? 『微振動のなさ』でしょうか? よく仕事するサスペンションによる『不快なショックのなさ』でしょうか? 『ボディ剛性の高さ』でしょうか? それともそれら全ての「合せワザ」でしょうか…? まさか若い頃に親と同世代の人達が言ってた「外車は鉄板が厚いんだよ!」なんて単純なコトじゃないでしょう? ある意味、私にとって「永遠のナゾ」ですね〜。
    …ドイツ車に比べればデルソルなんて正に「真逆の存在」です! デルソルって…去年広島で試乗した時の体感ですが、広島新自動車専用道を60km/hで走行中にワザと段差を乗り越えてみたら…「ガン!! ギシィ!! ミシミシィィィ…」 …正にドイツ車の対極にあるクルマです(笑)。本気で「何が違うんですか!?」って思います!

  3. 白木 晴幸 より:

    なんとなんと!ネットで検索すると2011年12月1日付でトヨタから『BMWとトヨタの契約』が発表されていました。
    正直言って驚きの一言です。どんな縁でトヨタとBMWが繋がったのでしょうか?
    2011年の時点では「環境技術に関する技術の共同開発」を強調、その中には『BNWから1.6Lと2Lのディーゼルエンジンをトヨタに供給する(ヨーロッパ市場向け)』という契約条項も含まれています。
    そしてリチウム電池の共同開発に着手…?BMWに相当のアドバンテージが有るという事でしょうか?
    余談ながら、慶応大学の教授がEVのベンチャー企業を立ち上げたとか…。出資した企業は三十数社とかで、自動車会社とは関係ない企業も多いとか…。2014年をメドに生産体制を整えたいとかで量産効果が整えば200万円以内の価格も期待できると豪語してました。ちなみに現時点で一回の充電で314㎞走れるとか…。

  4. ねこまんま より:

    前から言ってるように今のご時勢一社単独では量産効果が得られません。
    トヨタは、日産やホンダとは組みたくない。
    BMWはメルセデスやVWと組みたくない。
    で、両者の思惑が合致したということでしょう。
    燃料電池なんかも量産効果が出ないと実用化は厳しい、
    技術的には今でも実用化できるぐらいの完成度はあると思います。
    VWとの提携を蹴ったスズキがどうなるか、興味があります。
    マツダと組めば面白いかもしれませんね。

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