ハイエースで全日本ラリー、厳しい厳しい参戦レポート

2021年6月11日から13日にかけて群馬県で開催された全日本ラリー「モントレー2021」。最速の配達バンを目指してトヨタ「ハイエース」で挑む自動車ジャーナリストの国沢光宏氏ですが、ハイエース2戦目となった今回はどのような戦いだったのでしょうか。古今東西、アニメの面白さは「戦い」にあると思う。

厳しい勝負になったら次なる新兵器を用意し、そいつを投入して頑張る。戦力不足ならさらにバージョンアップして戦う。モータースポーツもまったく同じ。アニメと違うのは、実世界のガチバトルだという点です。トヨタ「ハイエース」のラリー車、初陣はたくさん「う~ん!」を感じることに。ただ意外性もあったのだろう。

「シャア専用ザクに普通のザクが戦いを挑んでるみたいですね!」とか「鬼殺隊員が上弦に戦いを挑むようなもの」と、私からすれば理解に苦しむようなことをいわれる。働くクルマがスポーツモデルに戦いを挑んでいる、ということでしょう。実際、初陣で瞬殺されるかと思いきや、シャア専用ザクや下弦の背中は見えた。<続きを読む>

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