ホンダF1、1か月も開発期間あったのにマイアミのスプリント予選で1台走れず1台はテールエンド

開幕3連戦の厳しい状況の後、中東2連戦がイラン攻撃で中止になったため期せずしてホンダは1か月の開発期間を得た。その間、SAKURAで車体とエンジンを締結しての(今年のレギュレーションはモーターを車体側に置く)試験も行ったようだ。というのもモーター側に問題なくエンジン側も問題なしだったためである。振動の原因になっていると思われる共振の精査です。

どんな対策をしたのか不明ながら(このあたりの情報がすぐ出てくるようだと機密保持に問題あります)、当然ながら対策してきたと思われた。しかし金曜日の午前中にフリー走行1が始まるや相変わらず厳しい。いつ予選想定アタックをするかと思っているうちに終了。アロンソのタイムはTOPのフェラーリから3.283秒遅れの19位。開幕戦から全く変わっていない。

さらに厳しかったのが土曜日に行われるスプリントレースの予選。ストロールは記録上は3周走行したしたものの、2周連続で走っていないためノータイム。2回タイムアタックしたアロンソも20位のキャデラックから10秒も遅いタイムしか出せず、TOPから107%のタイムを出せなかったということで予選を通過できなかった。2012年のHRT以来の107%ルール適用です。

ちなみにHRTは2012年を持って空中分解した新興チームだった上、エンジンは失敗作に終わったコスワースCA2012。ホンダとニューウェイ、アロンソといった超一流ブランドが揃ったアストンマーチンと全く違う条件である。今シーズンのアストンマーチン、優勝候補でしたから。F1の歴史に残る大スキャンダルと言って良いレベルだ。いや、現在進行形だから「である」になります。

開幕後、様々な噂がパドックを駆け巡った。当初は「ホンダがダメ」。やがて「ニューウェイがダメ」。直近は「マネージメントも技術もチーム体制も全部ダメ」。一番の問題は「原因がつかめていないこと」だと思う。ホンダもニューウェイもチーム体制も、ダメな部分が解れば対応すればいい。1か月あればある程度の結果になって出てくることだろう。なのに進化せず。

今シーズン開幕直前のバルセロナテストで気になる情報が入ってきたため「今シーズンは厳しい」と書いた。転載したXでは「デタラメ言うな」とF1のことなど全く知らない輩達から激しく叩かれましたが(笑)。その後、SAKURAで巻き返しが始まったと聞き「前半は厳しい」とトーンダウンしたものの、もはや今シーズン中のTOP争いは不可能だと思う。

ちなみに折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアはマイアミの初日終了後のインタビューで「改良した個所は全て順調だった」と答えているようだ。う~ん、です。

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