少しマズい状況になりつつある。中国勢、ハイブリッド/PHEV技術も急速に進化させ世界進出へ

今まで中国車と言えば電気自動車がストロングポイントだった。エンジン技術についちゃイマイチという評価である。しかし直近になって日本勢より優れた熱効率を持つエンジンが続々登場してきた。考えてみたらエンジン技術の中核って「低い回転域から高回転域までの出力特性を追求しつつ燃費も伸ばす」。一方、直近に必要な性能と言えば「一定の回転数で優れた熱効率」である。

新パワーユニットの熱効率は48.41%とのこと!

つまりエンジンだけで走らせようとすれば全ての回転域で性能を出さなければならないが、発電用エンジンなら一定の回転数&負荷で燃費良ければいいということになる。加えてハイブリッドもPHEVもエンジンと一緒に使うのは、今や中国が世界一になりつつあるモーターとインバーター。そして電池だ。電気系についていえば圧倒的なコスト競争力を持つ。

慧眼な読者ならここまで読んで全てを理解したと思う。中途半端な技術や生産規模のまま高価な三元系リチウム電池使うハイブリッドやPHEVじゃ中国車と勝負出来ないということです。実際、中国製の発電用エンジンを使う日産のN6やNX8に乗ると、日本製の1500cc4気筒エンジンより静かで滑らか。熱効率で同等ならコストで負ける。いや、電気関係のコストは最初から勝てない。

NX8の試乗レポート

中国の自動車メーカーはこういった技術を使ったクルマを海外の工場で作ろうとしている。すでにスペインなどは中国車の工場が多数立ち上がる。イギリスも日産の工場で中国車を作る。同じようなことが世界中で始まっている。アメリカだってトランプ以後はどうなるか解らない。GMやフォードが中国企業と組むかもしれないし。考えれば考えるほどマズいです。

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8 Responses to “少しマズい状況になりつつある。中国勢、ハイブリッド/PHEV技術も急速に進化させ世界進出へ”

  1. masa より:

     いやいや、何時かはこんな日が来るとは思っておりました。
    しかも、こんなに早く、燃焼効率も48%超えと、かの国では他所の特許なんかは関係ないでしょうか?

    いやいや、そんな事を思った時点で負けでしょうか?

    更に海外に工場建設と、建設予定地の国は新たな雇用が増え、所得者が増えれば所得税と上手くいけば、win-winと益々かの国の海外進出が増えそうですよ

    まさに、太平洋を挟んでアメリカと2強体制になりつつあるのでしょうか、日本はもう間に合わないのでしょうか…

    国も何らかの施策を考えているとは思いますが、国会中継を見る限りは、溜息しか出ません…

  2. Mosquito より:

    国家運営の決定的な差が出ていると言うことでしょう。
    車だけじゃなくて、ニッポン(だけではないけど)は何一つ太刀打ち出来なくなってますよね、随分前から。
    なのにイキって喧嘩売って、国民がそれを良しとしてるんですから、どうにもなりません。
    ニッサンのアーバンSUV PHEVコンセプト、発売されたら欲しいです(笑)。

  3. mk より:

    ( *´ω`)ン?—直近に必要な性能と言えば「一定の回転数で優れた熱効率」—これは、日産がe-powerで追求していた要素では?それすらも中国のエンジンは超えたと言うことなんですね、、、

  4. 中国車には一度乗ってみたい より:

    確かに中国の直近のモーターショーはエンジンの展示もあったようです。
    ただ、中国は爆速開発の裏にヨーロッパのAVLと言ったエンジニアリングサプライヤーとの密接な関係がありまして、そこから設計を買っている部分があります。

    なので、日本が相手にするのは工場の生産効率・品質といった面では中国で、開発などのエンジニアリング面ではやっぱり欧州が強いんだなと思うのです。

    EUがBEVに全振りして放出されたICEエンジニアは、そういったエンジニアリングサプライヤや中国に雇ってもらって、この機会をうかがっていたのだと思います。

    中国のエンジンは定点運転での燃焼効率の高さを競っているようです。e-powerやe:hevに似たシステムにはその方向で開発を進めていくのは分かります。

    ただ、THSのように高速以上はエンジンがグイグイ引っ張るフィーリングが私は好きですし、このシステムはHEV・PHEV選べますし、モリゾーさん率いるトヨタはこの手を捨てないと思います。

  5. カンガー3号 より:

     熱効率の正確な数値を出すのには使用燃料の低位発熱量が必要なんですが、それを実測している場合は少なく、計算に使用する値を一般的な値(実際より小さい)にして計算された熱効率を高く出すというのは常套手段です。
     熱効率を計算する元になる燃費率(g/kWh)の方も公表されてないし、実際にはその通り出なかったという噂もあります。(温度補正とかを入れちゃってる?)
     なので熱効率の値そのものの大きさには意味はないです。
     ただし、静かさ、滑らかさが日本設計のものより上回っているというのは気になりますね。
     あとは耐久性だけですが、まだまだ追いつけないと勝手に想像しておりますが、この部分も既に同等になっているとしたら、それこそ、もはや日本製の出る幕はないと思われます。

  6. 江市 より:

    熱効率は前提となる発熱量や負荷条件を合わせないと比較できませんが、道具立てが同等なので良くても日本製エンジンと同等レベルだと思います。

    開発にはAVLやFEV等の専門の開発会社や多くの退職した日本のエンジニアが関わっています。

    問題は初期品質や性能、価格だけではなく、耐久品質やサービス網の整備、中古車価格がどうなるかです。

    中国OEMは新興会社にありがちな本質ではない領域で差別化を図ろうとしていますから、まだ暫くは良いのですが、数を作ればかつての日本のように弱点を克服するのは明らかです。

    手厚い国の補助は長期的にはデメリットになりますから、どの段階で整理統合されていくかを注視しています。

  7. ぶひ より:

    中国を真似て、国家予算で開発だ。
    トヨタに大金を注ぎ込もう。

  8. KUMA より:

    日経クロステックで、BYDがEV傾倒でお払い箱になったVW技術者を囲って、内燃機関開発しているっていう記事がありましたね。欧州の中では親中だったハンガリーに拠点を構えているとのことでしたが、政権交代でどうなんでしょうか・・・という淡い期待を。
    レンジエクステンダーとしてのPHEVは国沢さんの予想になりそうで、ホンダはきついですね。日産は中国頼みになってしまうか・・・。
    残るトヨタは、最近展開しはじめたエンハンス・エンパワー戦略のPHEVが成功してほしいところ。RAV4 GRスポーツのように、高パワー・高級グレードはPHEVという風潮が確立すればいいですね。懸念される事は、どうしてもSUVというパッケージになってしまうということ。
    個人的にはプリウスのちょっとハイトverでPHEV・4WD・250馬力強があったら素敵だなと思います。あれっ、それってCH-R??

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