ルノー・ルーテシアことクリオと7日間過ごしました~

今回WRCポルトガルに来たもう一つの目的がルーテシアのラリー車を見ること。オーダーしたものの現物を見てませんから。せっかくだからノーマルも、とレンタカーを日本ではラインナップされていないルーテシアのマニュアルで指定したところ、運良くその通りになりました。御存知の通りレンタカーの車種指定、当たる確率はそう高くない。縁があったということでしょう。

結論から書くと、乗るなら日本仕様のATがいいかもしれません。ATで乗ると適切な回転域を使うためトルクの太さのみ感じるけれど、マニュアルだとなかなか難しい。なぜか? エンジンが静か過ぎるためタコメーター見ないと回転数が解りづらいのだった。したがって燃費を考えて運転していると使っている回転数が低すぎてトルク感薄い。ドライバビリティ考えたら高回転使い過ぎ(笑)。

ATならBセグのボディに240Nmという2400ccのターボ無しと同等のトルク持つエンジン積んだトルクフルな走りを楽しめます。一方、車体は驚くほどしっかりしている。日本だと試せなかったオーバー120km/hの巡航をしてると良い意味でフランス車ということを忘れるほど。ドイツ車みたいです。それでいてフランス車の素敵な点である座り心地素晴らしい。500kmの移動すら余裕。

1300ccターボで180馬力/300Nm

ということでラリー車でした。メーカーが設計し作っているだけありロールケージは美しくてロジカル。工場の生産ラインからホワイトボディを引き抜いているため、4万5千ユーロという価格で販売できるんだと思う。写真は『ラリー4』のルーテシアで、残念ながらもう少しチューニンググレベルの低い『ラリー5』の車両は今回ポルトガルに来ていませんでした。

ミッションはサデフのシーケンシャル5速でフォードやプジョーなどと同じ。ダンパーも同じレイガー。このあたりは耐久性あるためWRCジャパンを3年くらい走ってもオーバーホイール無しでいけると思う。安全燃料タンク標準で付く。クラッシュしなければ最も低いコストでWRCに出場できる。もちろん普段は公道を走れないラリーナンバーなら全日本ラリーにも出られます。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ