中国好調

中国のイキオイが止まらない。10月時点で1089万台だという! 不景気風にやられ超低迷している米国をリードしてトップとなっただけでなく、
2009年の最終的な販売台数は1300万台に届きそう! アメリカ市場は平均すると1700万台程度。このままなら2年くらいで抜いてしまうというこ
と。

参考までに書いておくと、昨年の中国は928万台。2007年が879万台。2006年720万台。
2005年591万台といった状況。4年で倍になってしまった! ここ2〜3年、中国も通貨「元」の高騰や政情不安など、抱えている問題が少なくないものの、それ以上の「成長するパワー」を持っているという事です。

もちろん販売しているクルマの平均単価など考えれば、台数出てもアメリカより利益率は低い。けれど、この時期に「二桁で伸びる」というあたりが凄いこと。加えて数年前から「破綻する」と言われて来た経済も、未だ順調。最近の流れを見ていると、輸出でなく内需で経済が拡大し始めた。輸出頼みの日本と決定的に違う点である。

このまま伸びるかどうかは、おそらく誰にも解らない。こうなったら、とりあえず「同じフネ」に乗っておく事が重要。おそらくどこのメーカーも、慎重論は一度引っ込め、極力リスクを減らしながらも熱狂に飲み込まれて行くしかなかろう。実際、中国市場は見ていて猛烈に面白い。元気のよい若者と同じタイプの魅力を
持ってます。

今年の広州モーターショーはパスしようと思っていたけれど、何が起きるか解らない。取材に行く事にしました。

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2 Responses to “中国好調”

  1. lucky より:

    いつも拝見させて頂いています。
    中国経済凄い回復です。都市部は、また不動産バブルになり上海北京などは、東京よりも値段が高い物件も出て来て飛ぶように、売れてるそうです。
    中国政府による、いろいろな景気対策、凄すぎです!
    ちょっと気になるのは、金融緩和によるノンバンクの設立と、雇用対策と理由のついた防衛の為の空母艦2隻の製造です。
    中国のバブルが弾けない事を望みます。
    中国は北朝鮮と同じ共産国家であり、社会主義である事を忘れてはいけないと思います。

  2. ijiok より:

    悔しいけれど、やはり車市場が日本から中国へとなるんでしょうか。
    数年前ですが、旅行で上海にだけ行ったことがあります。
    中国ではホンダが人気と聞いていたのですが、どちらかといえば意外とマツダ車が多かったです。アテンザらしきセダン車など。
    トヨタは、日本では見ないセダンとかも見かけましたが、レクサスの方が目立っていました。
    日産はティーダ、スズキもSX4を見ましたが、ダイハツやスバル三菱は見なかったです。
    でも、圧倒的に多かったのがフォルクスワーゲン。トヨタを抜いたとニュースが出ていましたが、中国市場が影響したのかもしれません。

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