健常な人でも意識障害を起こす!

直近で私と同世代の知人が2人、普通に生活していて意識を失ったという。一人は心臓関係。もう一人は原因不明。いずれも決定的な疾病でなく、一人についていえば数分間の意識喪失であり、直後に採血などの検査をしなかったため原因分かっていない。子供の頃に朝礼で倒れるのと同じか?

運転中の意識障害は今に始まったことではない。損保会社である東京海上日動のWebでは少し古い統計ながら、年間200~300件くらい発生しているという。今まで糖尿病の低血糖症状に代表される疾病で発生すると言われてきた意識障害、加齢により誰にでも可能性あるということです。

突発的な意識障害、単独事故なら自分がケガをするだけ。けれど横断歩道に突っ込んだり、対向車線に飛び出してしまったら他の人にも迷惑をかけてしまう。加えてドライバーは居眠り運転と混同されるため(居眠り運転とされる事故も意識障害が含まれると思っている)、大きなペナルティを受ける。

私自身だって例外じゃない。今後、自動ブレーキ装置は必須だと考えます。機能の中で必要なのは、最低50km/hまでクルマと歩行者を検出して止まることと、車線逸脱防止装置。ようするに居眠り無理運転に効果を発揮するための機能と全く同じ(したがって頻度の高い居眠り運転の事故も防止できる)。

イメージとしてはアイサイト3の車線維持機能の強化版だ。トヨタが出すレーダー+カメラタイプも、車線維持機能を強化すれば対応可能。レーザーやレーダーの単独システムは車線と歩行者を検出できないため意味なし。高齢者への装備義務化の前の段階として、自動車メーカーが製品を作ってくれたら嬉しい。

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