園児が亡くなった大津の悲しい事故、横断歩道の場所が決定的におかしい! 

園児が亡くなった大津の痛ましい事故、いわゆる「右直」(右折車と直進車の事故)と呼ばれ、自動車事故の6%程度を占める。そして衝突した直進車がコースを左に変え、路外に飛び出すことだって普通に発生してます。その場合、直進車に大幅な速度違反がない限り事故の原因を作ったのは右折車であり、罰せられるのも右折車だ。直進車は被害者。

衝突してるため、ブレーキも踏めなかった? けれど今回の事故、被害者も逮捕され名前まで公開された。100歩譲って警察が発表するのは仕方ない。というか、最近の警察を見てると、そういった正しい判断は出来なくなっているように思う。レベル下がりました。だったらメディア側がしっかり判断し、被害者の方だけ名前を出さないなどの判断をしなければならない。

その上で名前をさらされ&手錠掛けられたら完全に追い込まれます。精神的に弱い人なら自殺の可能性だってあるだろう。同じような事故で加害者になっても上級国民なら逮捕されないという現実を考えると、メディアはもっと慎重になるべきだと思う。さすがに警察庁の方から「それはマズイぞ」と連絡入り夜に釈放されたが、メディアの大失態です。

写真/グーグル

上は事故現場のストリートビューである。たまたま今回と同じような時間帯だった。保育士の方は子供を守るようにして、しかも道路から離れた場所で信号待ちしている。おそらく事故時もこういった状況だったことだろう。保育園側は可能な限りの対応をしていたと考えます。同時に感じたのは「なんでこんな位置に横断歩道を書いたのか?」ということ。

この交差点、交通量多い。しかも園児が通ることも解っている。右直事故は交通事故の6%を占め、路外逸脱も普通に起きます。だったら横断歩道をもう少し奥側にすべきだと思う。というか通常なら信号機の向こう側が本来の横断歩道の位置だろう。今回事故、左側の低い縁石と向こう側の縁石の間(横断歩道だ)を抜けてきた。容易に考えられるコースです。

なのに横断歩道の場所、もはや交差点内。常識的に考えると10m程度交差点から離し、園児が通るというならガードレールも作るべきでしょう。不思議なことに反対側にはガードレールがある。横断歩道の位置を決めたのは公安委員会で、ここの責任を問うべきだと思う。この機会に全国の小中学校と幼稚園、保育園は近所の道路を徹底的にチェックして欲しい。

管轄は公安委員会(警察)なのだけれど、残念ながらあまり期待出来ない。無能ぶりを認めることになるからだ。「オレが決めたのは全て正しい!」という姿勢。こういったケース、変えることが手柄になる地元の議員さんにお願いしたらいい。というか国民の代表権者こそ議員さんだ。悲惨な事故は起きる前に防ぎたいと強く強く思います。

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