新型シビック登場! 1500ccターボで319万円スタートは少し割高か?

新型シビックについて紹介していませんでした。従来型シビックについていえば「日本で売るのはナンセンス」と書いてきたけれど、新型は「どちらでもよい」。なぜか? 従来型シビック、5ドアHBだけならイギリス工場から輸入すればよかった。そして売れなくても大きな損害無し。されど4ドアセダンは寄居工場に生産ラインを立ち上げて生産することを決める。

売れなかったら大赤字だ。で、売れないのは簡単に予想出来たため「日本で売るのはナンセンス」と書いた次第。ダメと解っていてお金使うのなら、BR-Vを日本で作った方がよかったと思う。閑話休題。新型はイギリス工場を閉めたため、輸出用を日本で生産することになった。日本で作るのなら日本で売っても(台数少なかったとしても)、大赤字になりません。

どんなクルマかといえば、上の写真だと手前が新型。下の写真なら手前従来型。前から見るとアコードっぽくなり、リアビューはアウディっぽい。いずれにしろ日本人の好みを反映したデザインじゃないため、あまりササらないと思う。パワーユニットについちゃ大きな変更無し。182馬力/240Nmの1.5リッター4気筒ターボ。嬉しいことに6速MTもラインナップされる。

乗ると従来型より車格が1つ上になった感じ。乗り心地も騒音レベルも上質になりました。特に従来型のセダンは日本製ダンパーだったため、ザックスを使うイギリス工場製5ドアHBと乗り比べたら誰でも解るくらい安っぽい乗り心地。新型は日本製ダンパーながらテストコースを走った限りだと上々。聞けば頑張ってチューニングしたという。一般道で試してみたい。

売れるか売れないかは価格で決まりますね、と思っていたら、けっこう高かった。ベースグレードで319万円(ナビ付き。6MTも同じ価格)。BOSEや電動シート付きの上級グレードが343万9800円。販売台数少ないクルマは割高になるため、さらに売れなくなるというホンダ式の価格設定でした。ハード的には良い仕上がりながら、商品としちゃ厳しいと思う。

このクルマをベースに最低地上高を200mmくらいに上げたクロスオーバーなんか作って同じくらいの価格で売ったら面白いかもしれない。その場合、間もなくデビューするカローラ・クロスと真正面から当たりますワな。いや、価格はハイブリッドのカローラ・クロスと同じくらいだから、やっぱり割高かもしれません。社長も交代したので「売れる価格」を付けて欲しい。

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