新型フィットの7月の販売台数、ヤリスクロス未発売の段階で5000台も負け! 売る気ある?

新型フィットの売れ行きが伸び悩んでいる。7月の販売台数を見たらヤリスに5000台も引き離された9213台の5位。説明するまでもなくヤリスは欧州市場を強く意識して開発されたモデルのためフィットと比べキャビンスペースが狭く、フィットで売れ筋になっている「クロスター」のようなクロスオーバーも無い。さらに日本市場を意識したアクアも控えている?

1車種で全てカバーしようとしているフィットは、ヤリス1車種に負けたらアカンのです。危機感あるのかな、と思っていたら、LPLのインタビュー記事など出ていた。読んでみたらマツダのブラックサタンと同じ「オレは正しい」というタイプの人でした。こら厳しいでしょう。9月にヤリスクロス出てきたら、さらに引き離されると思う。次期型ノートにもシェアを奪われるかと。

ここにきてトヨタの躍進が目立つ。実際、全ての領域で好調。でもそれ以上にライバルメーカーの覇気を感じない。新型フィット、視界の良さに驚かされるけれど、これといったアピール無し。TVで流れているCMもナニをアピールしているか全く解らずインパクト超弱い。シティやオデッセイのようなCMを作っていた才覚のある明るいクリエーター達を使わなくなった?

新型コロナ禍に対する”ビビリ具合”もハンパ無し! 社長自ら「日本の経済を引っ張るのは自動車産業」と頑張っていこうとしているトヨタは、緊急事態宣言開けの6月1日から試乗会を始め、その後、ハリアー、ヤリスクロスのプロトタイプ、GRヤリスのプロトタイプなどメディア向け試乗会も普通に行われている。新型コロナ禍中に発売された新型アコード、まだ試乗してない。

おそらく新型コロナ禍の中、何かやろうとすると「大丈夫か?」になっちゃうんだと思う。こういった方向性、スピード違反と同じ。TOPが「道交法の基本理念は交通の安全と円滑な流れ。流れている速度より落としたらむしろ危険」と言うのか、黙っているかの違いだと思う。TOPの明確な方向性なければ、原理主義者による「制限速度は守るべき」という意見が勝ってしまう。

ホンダが輝いていた時を思い出す。ジジイにはフェラーリがツボ!

ホンダの協賛企業の社長さんに聞いたら「ホンダという大きな船を誰が指揮してるだろうと船長席を見たら誰も座っていなかった、というジョークが流行ってます」。100年に1度と言われる新型コロナ禍を乗り切るにはTOPの明確なアピールや指導力が必要なんだと思う。このあたりで八郷さんの強力なリーダーシップが見たいですね。上の曲、弾いてるのは12歳! ホンダには若さが必要です。

 

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