日産やホンダも赤字決算か?

昨日のTOPの内容、22日に行われた渡辺社長の会見内容を聞く限り、おおよそ間違っていなかったように思う。ただ在庫調整が私の予想より少し上手くいったらしく、前年度の利益2兆2700億円に対し、今年度は1500億円の赤字。行って来いで2兆5000億円ほどの在庫を抱えてしまったことになります。

この社長会見を見て「来期はもっと厳しくなるだろう」みたいなコメントを述べるTVキャスターや識者も居るようだけれど、やっぱり自動車ビジネスが解ってない。在庫さえ適正になれば年間販売台数700万台だって利益出せる。相当の悪材料が無い限り、赤字は今期だけで済むだろう。トヨタの真の課題って「ここ数年続いた高級化をやめられるかどうか」です。

さて。トヨタの状況から想像すると、日産とホンダの「前年度からの落ち込み」は対前年で1兆円規模か。とすれば日産が2千億円程度の赤字。ホンダも1千億円弱の赤字になるということ。輸出比率高いマツダや三菱自動車、スバルも赤字は避けられないと思う。スズキとダイハツについちゃ収支トントンといったイメージかもしれません。

今回の赤字、イッキに売れなくなったためであり、体力さえあればそれほど心配することも無い。むしろ問題は2009年秋以降、どんな商品を出せるか、だ。やはり病気上がりは消化の良いモノを食べなければならぬ。コストパフォーマンス高く、それでいて燃費の良いクルマを出せれば、業績も順調に回復すると思う。

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