発熱者お断りの医療機関続出! そらそうでしょう。自衛隊に武器無しで戦えというのと同じ

大荒れの海は誰だって危ないと解る。普通の人なら救援依頼あっても行きたくないでしょうね、と思うことだろう。でも現場の話を聞くと「そのためにこの仕事を選んだし厳しい訓練もしている。危険かどうかは自分達で決めますから問題ありません」。ただ何の装備も無しに「海に飛び込め」と言われたら、危険だと解っているだけに絶対しない。やれと言ったら怒ると思う。

もし他の国から武力攻撃されそうになれば、誰だって怖いだけ。けれどもし本当に攻められる可能性出てきたら、自衛隊は逃げないだろう。戦争をしたくて自衛隊に入った人はいないと思うが、日本を守らなければならないとなれば前戦に出て行く。ただ自衛隊だって気合いだけじゃ無理。戦うための装備揃っておらず、あっても弾薬切れになったらやられるだけ。単なる消耗戦になってしまう。

警察官は武器を持っているかもしれない犯罪者と対峙しなければならない。厳しい訓練もない。私ならイヤです。でも危険な現場に行かなければならない可能性は任務中常にある。そんな警官に「1人で頑張れ!」と言ったら、玉砕しろと言ってるようなもの。簡単に発砲出来ない我が国の警官は、必ず2人以上で現場に行く。内容によっちゃ最初から十分な人数を現場に投入します。

現在の医療現場、厳しい状況にあることは容易にイメージできる。実際、TVに出てくる医療関係者は泣きばっかり言ってるように感じてしまう。はたまた発熱者お断りという病院の対応を見たら、逃げているというSNSの書き込みも当然だと思う。けれど現実は「海上保安庁に装備無しで飛び込め」や「自衛隊に武器無しで戦え」、「警官に1人で暴漢を取り押さえろ」と同じ。

明らかに無理だし泣き言だって出る。レーシングドライバーだって安全装備無しで走れと言われたら「危ないからイヤだ」と言う。本来なら十分な機材や人材、状況を整えなければならない。逆に整えたら医療現場から泣き言なんか出ず、診療お断りもしないと思う。そういった状況&装備を整えるのが、今回のケースだと厚労省だ。そこが全く機能しないばかりか、足を引っ張る。

厚労省と戦っているTV朝日のモーニングショーで玉川さんとキャスターが謝罪した。玉川さん、前日の放送で「休日はPCR検査していない」とコメント。すると本日の放送で「休日にPCR検査やってないは誤報でした」と謝罪。厚労省あたりから「やってる!」という強硬なクレームを付けられたのだろう。でも東洋経済オンラインのデータ見ると休日はゼロ。厚労省から文句言われていない。

東洋経済オンライン

どうやら休日は新規検査をやってないようなのだ。入院者を退院させるため感染者の陰性チェックのみ行っているのかもしれない。新規検査をやってくれないと意味無いでしょう。そもそも問題の本質は正確な検査数を発表しない厚労省だと思います。可及的速やかに医療現場が求めている資材や環境、人材を投入して援護をすべき。やりたくないなら投げてください。

また、自分達は人を死に至らしめるようなことをしても誰も責任取らないのに、メディアの小さい小さいミスを追求し(おそらくTV局に強硬なクレームを付けた)、他への見せしめのように平謝りさせる。これで許認可事業であるTV局はビビッて追求パワーが落ちちゃうと思う。

 

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