赤信号自動停止装置

トヨタもお付き合いがタイヘンですね、と思った。警察庁は交差点の手前に光ビーコンを設置し、通過する車両に前方の信号などの情報を送るという次世代安全運転システムを7月から東京と神奈川県の15カ所で立ち上げる。言うまでもなく光ビーコン関係の団体、警察官僚の天下り先であります。

当然ながら車両側の機器はユーザーの負担になるけれど、たった15カ所のために買う人なんかいない。かといってどこも対応しなければ警察庁の空振りになる。警察庁に恥をかかせたらいかん、ということなんだろう。トヨタはこのシステムに対応できるナビを夏以降に発売する新型車に採用していくという。

ここまで読んで「そんなの不要。割高になるなら迷惑」と思うヒトは少なくないかと。ご安心を。光ビーコンの受信機1万7850円はオプション。現状でもVISCの受信に使えるが、大半はFMからの情報で済むので装着率極めて低い。おそらく誰も付けないだろう。当局からすれば「対応可能」になっただけでOKなのだ。

ちなみに赤信号を認識してコーションを出したりアクセル戻したりブレーキ掛けたりするのは、スバルのアイサイトで実現出来る。これだと日本全国全ての信号で今すぐ使える。一時停止だって読めます。警察庁は前述の通り光ビーコン利権のため、自動車だけで構築できる赤信号自動停止機能を認可したくないだけ。

トヨタだって「アホらしい」と思っている。本来なら投資したコストに対する利用者数のデータなどの公表を迫りたいところなれど、自動車ユーザーは豪気。「また警察のワガママかよ」で済ませてしまう。私らジャーナリストもユーザーが大らかな状況なので、突っ込んでも意味無し。事実のみ知っておいてください。

当局も少しアタマを使い、光ビーコン受信機が付いているクルマは「安全運転意識が極めて高い」ということで、軽微な違反は「厳重注意の上、警告書にサインさせる」などの措置で済ますなどの対応をすればいい。そしたら光ビーコン受信機装着車が増えると思う。何かメリット無いと誰も導入しないです。

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4 Responses to “赤信号自動停止装置”

  1. 阪神ファン より:

    そもそも一般人に売る気はなく、ITSの社会実験ではないでしょうか?。数年前にはDSRCの社会実験もやってましたし・・・(今もやってるのかもしれませんが)。
    ITS事業って数年前から言われているわりには、進歩しないというか、目立たないですね。

  2. もん より:

    光ビーコンのハードはどんなものなんでしょう?
    周辺の信号のタイミング情報が全て取得でき、道路の混雑状況と併せて速度を自動でクルーズコントロールして青通過できそうなら加速、信号にかかりそうならば完璧に速度コントロールして最大の回生・・・無駄なブレーキを完全排除の上、走行も極めてスムース!!
    と、そこまでやれるシステムならば装置を買う価値が出てきます。
    それができないならゴミ。
    まぁ15箇所じゃ話になりませんけど。
    しかし、また天下りですか、、、こんな事やってるようじゃ日本はまた失われた20年ですね・・・
    やはり、一度政府が完全に崩壊して、ゼロから作り直さないとダメなのかも。

  3. kine より:

    こんな事より、緊急車両(消防車と救急車)に交差点の信号機を全赤にできる装置を付けて欲しいような。
    全赤になれば信号までの対向車線からの車がいなくなるし、交差点を過ぎれば前方がクリアになっている?と思います。
    緊急車両が進む方向だけ信号が青でも良いのかも?、そうすれば中央分離帯が有っても進めそうな気がします。
    操作をするナビゲーターが大変?カーナビに任せる?、こんなシステムを開発して欲しい気がします。

  4. ひとみ49歳 より:

    各交差点に光ビーコン発生装置し、各車両に受信装置を装着ですか?なんだか気が遠くなるような社会コストがかかりそうな予感がしますが、それに見合う効果に如何ほどのものがあるのかが甚だ疑問です。
    話しは変わりますが、産業別の利用分野は異なりますがよく似たものでは、90年代初頭にタクシーの現在位置を把握するために採用されていたAVMシステムを思い出しました。
    区分けされた各エリアの電信柱に発信ビーコン用のポストを設置しておき、移動局車両に搭載されたタクシー無線が発信ビーコンポストから受信した現在位置エリア情報を感知し、それを移動局電波にのせて基地局(無線配車センター)に知らせるという、当時としては未来型を感じさせるような、しかし今思い起こせばなんとも旧態依然した手間の掛かる陳腐な方式だったように思います。事実、GPS方式の登場により、このAVMシステムはあっという間に瞬殺されてしまいました。
    それにしてもしつこいようですが、そもそも信号機の情報を車両側が知ったからといって何がどうなって、一体どんなメリットがあるというのでしょうか? 将来的には危険回避のために信号無視車両を緊急停止させるためのシステムを構築するつもりなのですかね?
    私的には、信号機や電柱に激突して死傷した事故件数などと対比してみないと費用対効果のほどは何ともいえません。

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