タカタのエアバッグ問題は再拡大へ(28日)

タカタのエアバッグ問題、Yahooのニュースで書いた通り2008年生産分から暴発防止の吸湿剤が炸薬内部に入れられたため、収束に向かうと思われていた。しかし! 本日ホンダは新たなリコールを発表。内容見て驚く! 2013年9月13日生産分までに拡大していた!

ということは2013年9月よりもっと早い段階で暴発の事実に気づき、その時点で対策を行ったということだ。つまり危険性あることを認識していたということに他ならない。私は2008年までのエアバッグに問題を抱えていることが、最近になって判明したのかと思ってました。

後者なら「仕方ないですね」と思うが、前者だと考えようによっちゃ悪質である。ホンダも堪忍袋の緒が切れたのかもしれません。といういか、ホンダだって「タカタに騙された」という意思を明確にしないと、アメリカで起こされた訴訟で連帯責任を取らされてしまう。

私は今まで「善意をある企業のやむを得ないミス」というスタンスでタカタを認識していた。されど出てくる状況が悪すぎる。こうなると他のメーカーもリコール対象は「2008年まで」から「2013年9月13日生産分」までになる可能性大。リコール対象は3千万台以上の上乗せになる?

いや、2008年以降ということになれば、サイド&カーテンエアバッグの採用車種も急増する。これに使われているタカタの炸薬(インフレータ)は問題ないのだろうか? 2013年まで拡大したことで、今後さらなる対象車種が増えるかもしれません。日本史上最悪のリコールかと。

自動車メーカーとの間に信頼関係を再構築出来ればいいが、得意先のホンダすらエアバッグの調達をタカタ以外に広げてる。少なくとも次期型アコードを始め、複数の車種はタカタを採用しない模様。未確認ながら、もっと多くの車種でカタカ離れをしているかもしれない。

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