タカタ、サイドエアバッグも?(20日)

アメリカからのよろしくないニュースです。タカタのエアバッグ問題、いつかはサイド&カーテンエアバッグも出てくるんじゃないかと思っていたのだけれど、GMがリコールを出した。しかも2015年モデルだという。今のところ詳細解っていないけれど、炸薬に起因することなら決定的だ。最新タイプのサイド&カーテンエアバッグに欠陥あれば、対象は膨大な台数になること必至。

すでにタカタも自動車メーカーも一杯一杯。さらにリコール増えたら、対応しきれまい。なにしろピラー部分に収納されているカーテンエアバッグだけで1台4カ所。シートのサイドエアバッグの交換も必要。また、安全だとされている現在使用中の炸薬が問題だというなら、これまたリコール対応車車種は膨大。収束どころか、拡大していってしまう。この件、情報入り次第、追い掛けたいと思う。

ここにきて多くの自動車メーカーが「2020年までに自動運転」と言い始めた。もちろん各自動車メーカーで同時多発的に始まったことぢゃありません。政府が予算まで付け2020年に自動運転をやろうよ、と旗を振っているからだ。しかも自動運転に結びつくなら手放し運転もドンドン認めましょう、と言ってるそうな。少し前まで「手放し運転などケシからん!」と断固禁止してた国と思えない状況らしい。

自動車メーカーとしては自動運転をやりたい。日産なんか15年前から手放し走行可能なシステムを用意してます。ただ役所らしいのは「高速道路での自動運転」という、あまり意味なく(人間が得意とする状況)、しかも無理だと思えるゴール地点を決めたこと。何度も書いてきている通り、1秒間で27mも進む高速道路の速度域だと、トラブル起きた瞬間に事故を起こす。自動ブレーキじゃ止まりきれない。

本来なら人間のウッカリミス多い渋滞時の自動運転や、車速30km/h以下を想定した市街地走行などの歩行者事故防止システムからすすめるべきだと思う。そいつが上手く機能したら、徐々に範囲を広げていけばよい。東京モーターショーまでに日産もホンダも自動運転技術を発表する可能性大。トヨタは直球ド真ん中の技術でした。他の自動車メーカーがどんなシステムを出してくるか楽しみだ。

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