高齢者の免許更新、ますます厳しくなる傾向。ただ10年もすれば緩くなると思う

明日は我が身か? 現在70歳以上の高齢者が免許更新する歳、講習を受けなければならない。入校者減少中の教習所救済策になると急遽決めたことなのだけれど、予想していた以上に70歳以上の免許取得者は多かった。講習受けようとしても全く予約出来ない状況になってます。4ヶ月待ちの教習所も少なくないほど。現在70~72歳の先輩方は「団塊の世代」と呼ばれ極めて人数多い!

第2次世界大戦終わって安堵した人達が、子供をたくさん生んだからだ。ちなみにこの世代の先輩方はお金使う! 免許保有率もそれ以前の人達に比べ格段に高い。なんたってファミリアやシビックといった3ドアHB人気を作り、続いて1800ccクラスのセダン人気、2ドアクーペ人気、課長世代になったらハイソカー。子供できるとステーションワゴンやクロカンといった具合だ。

もう2年すると先輩方は75歳に達し、一段とヤヤこしく手間の掛かる更新をしなければならなくなる。講習は3時間に増え、認知症検査も必要。さらに違反した人に対し試験まで行うという方針を打ち出した。もはや嫌がらせに近い。皆さん元気なので75歳で免許を放棄する先輩方は少数派。なぜモンクを言わない? 団塊の世代は学生時代、香港のような学生運動に取り組み、結果的に完敗した。

学生運動であれほど憎んだ「ブルジョワ」ながら、そういった立場になりブルジョワそのものの日々を送っている当時の運動家も多い。権力に逆らって勝てない、と学習しているのだろう。したがって人数多いけれど組織だって逆らえないのかもしれません。本来なら運転支援技術を積極的に導入すればいいのだけれど、団塊の世代って一枚岩じゃないから話が決まらない。

75歳になった時に受ける講習は、今より強化されていると予想しておく。こらもう自ら選んだ道なので仕方ない? ということで文頭に戻る。現在60歳前後の世代が70歳になる10年後は、人数少なく講習も容易に受けられるようになると思う。なにより運転アシスト技術を大幅に採用することになるため「眼鏡等」と同じく「運転アシスト付きに限る」といった限定付きで乗れるようになるかと。

今後数年が高齢者にとって最も厳しい免許継続手続きになると思います。

 

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