リーフの販売はネットでいい

i-MiEVをヤマダ電機で販売する、というハナシを出ている。本日、リーフの契約したのだけれど、確かに電機屋さんで全く問題ないですね、と思った。御存知の通り自動車の販売はユーザーと営業担当の関係が非常に濃い。セールスマンの気持ち次第でメーカーから良い条件を引き出してくれます。

つまりユーザーから見れば、セールスマンを上手に付き合えば大きな値引きをゲット出来るという寸法。逆に考えると売る側も値引きという「武器」を上手に使うことにより、お客さんと良好な関係を築けるワケ。しかし値引き無しだと、ユーザーにとってセールスマンなど全く意味を持たない。

リーフの契約にやってきた日産のセールスマンは、見事に1円の武器も持たされていなかった。会社から「キミに裁量権は与えない」と言われているようなモノ。こんなツマらん商売は無いと思う。しかもリーフの詳しい情報も持っておらず。納期すら不明だという。だったらネットで契約
しても同じ。

プリウスは基本的に車両本体からの値引きをしてくれない。こらもう初代からです。けれどセールスマンの意地か、存在価値を出すためなのか、多少の武器を隠し持っていた。3代目のプリウスは2代目のプリウスよりはるかに人気あったけれど、武器の威力を増やしていたほど。

この場合、武器の威力など些少でOK。車両本体から値引きできないのなら、用品サービスや車庫証明のサービスといったことでもよかろう。プリウスは「車両本体から値引きできないので、車庫証明くらいサービスします」。小火器の使用さえ禁じられている日産のセールスマンを見て可哀想に思う。

まぁマーチに99万9600円という日本人の美学を全く感じさせない価格設定をするような国内販売の感性なのだから仕方ないか。いずれにしろ1円の値引きも持ってこないセールスマンと仲良くしようと思う人はいないだろう。つまらん仕事になっちゃいますね。人の能力は問われませんから。

ということで文頭に戻る。全く武器を持たせないなら、電気自動車の販売は電機屋さんかネットでいい。その方が買う方も納得できるというもの。ちなみにリーフの注文書の金額は「392万8149円」(値引きゼロ)。補助金が78万円出るため実質315万円ということになります。

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7 Responses to “リーフの販売はネットでいい”

  1. アミーゴ5号 より:

    販売店からきた営業さんにとっては、相当プレッシャーだったのでは?
    なまじサービスをしたら日産本社から何を言われるかわからないし、しなかったらしないで国沢さんにガチで叱られるし。
    「前門の虎後門の狼」状態ですから、自分なら胃が痛くなって務まりませんよ〜。
    でもきっと営業の方は、胸の奥で深く頭を下げて感謝し、お詫びしていたと思います。
    とはいうものの、日産オーナーとして、日産本社の方針というか心持ちというかやり方は、好かんですな!

  2. 国沢光宏 より:

    アミーゴ5号さん、
    家に来た日産のセールスマンは私のことなど全く知りません。
    本社からも何ら指示されてないと思います。

  3. lucky より:

    いつも、拝見させていただいてます。
    三菱は販路を求め、ヤマダ電機・ビックカメラと組み、販売店は車の勉強をしてユーザーに売る時代が来たと言う事ですね。
    ヤマダ電機の一部の店舗では、すでに家のリホームや、中古車・新車の販売を敷地内で行い、来るべきスマートグリッドの時代に備えてます。
    どう成るのかは、知りませんが、化石燃料が希少金属のような事に成らないよう願うばかりです。
    個人的には、車のディーラーは単独では成り立たない時代で、各メーカーが商品を持ちより合同で店舗を創り、お客様が自由に乗り比べやオプションの選択、メンテナンスをしてくれ、ついでに休憩できれば、車屋さんも・いいね、と!
    時代が、今までの習慣や常識を少し変えないと、生活出来ない時に来たと思います。

  4. アミーゴ5号 より:

    うーむむむっ。
    販売店としてリーフの予約リストを管理していれば、著名人、ましてや業界で超お馴染みの同姓同名のお客さんなのですから、仮に担当本人が気づかなくても、同僚なり上役なりマネージャーが必ず気づくはずです。
    (–;)ますますもって怪しすぎ〜〜
    なんて不毛な詮索は止めて、リーフのレポートを楽しみにしていま〜す。

  5. 小林 英弘 より:

    私の考えはちょっと違ってるみたいです。私はクルマ購入時の「値引き」は全く意識してません。別に私が大金持ちで「値引きなんか必要ねーよ」なんじゃなくて、購入する際に重視するのは「相手が腹を割って話せる相手か? 信頼関係を築ける相手か?」を最重視しています。7月に中古トルネオ君を買った時はカーセンサーネットで候補のクルマを絞り込んだ後は販売店に電話して直接その店の担当営業さんと話ししてどこの店のクルマを買うか決めましたが、決め手はクルマの値段でも値引き額でもなくて相手と話して感じた「フィーリング」ですね。結局いちばん高くて陸送費も一番高くなる千葉県の「オートテラス我孫子」で購入しましたが、何度も電話で話してみてココの店が一番信頼するに足る、と確信したので決定しました。ウチの香川県にもっと近い(=陸送費が安い)京都や大阪にもイイ感じのトルネオがあったのですが店に電話した際のフィーリングが「…?」だったので、そういう店はどんどん切っていきました。結局オートテラス我孫子さんはこちらが何も言わないのに「陸送費はサービスで無料にします(!)」と言って頂きました。…で買った後の車検やメンテナンスは近所の馴染みのホンダディーラーにお願いする訳ですが、「次のクルマは新車で買うよ」と言っていながらヨソで中古を買ったのでバツが悪いので(笑)、納車後の点検から始まってヤフオクで格安で買ったインテグラR96スペックの純正ホイール装着(=CF4アコード・トルネオの定番チューニング)や純正絶版リアウイングの塗装・取付やユーロR用純正ワイドフェンダー注文・塗装・取付なんかをバンバン頼んで意図的にディーラーに利益が落ちる様にしてます。おかげで先日神戸にコンサートにお出掛けするまさにその日の朝に中国製の安っすいケータイ充電器をシガーに刺した瞬間にAACのヒューズがぶっ飛んでナビが動かなくなった!マジで!どうするん!?になった時も(←今時あるんですよコレが!やっぱり安物はダメですね!)、営業時間前(=8時過ぎ)にも関わらず顔馴染みのメカニックの人達が無料でヒューズを新品交換してくれました。…ウチの香川県が田舎、っていうのもありますが、新車購入時の数万円の値引きでの損得よりもその後のアフターケアを含めた「人と人との付き合い」を私は最重視してます。なのでこの話に関しては国沢先生と意見が異なりますが私は「諸々の理由で1円の値引きも持って来れない相手でも、話してみて信頼に足る人間なら大歓迎!」です。実際オートテラス我孫子の営業マンからは何回も「いかがですか?」てな電話がかかってきますし。

  6. ぱんだねこ より:

    i-MiEVを電気屋さんで・・・はTVで放送していましたね。
    電気屋さんは値引き販売が得意だから、むしろあぶない(値引きされてしまう)かもと思いました。先日、その電気屋さんでBDレコーダを電卓片手に買って来たばかりですので。
    リーフのメールマガジンは受信していましたが、契約まではしませんでした。ゴメンなさい。まだプリウスが新しいのと、電気自動車はその使い勝手から所有することより使うことにお金を払うほうがあっているのかなと思ったからです。駅からのレンタカーやカーシェアリングなどです。
    もっとも、価格の低下や性能向上は今まで異常に早いので、その判断も変わってくると思います。

  7. さね より:

    某ホンダのプリウスにボロ負けした車買った時ですが、値引きなんてなかったです。サービスも。家族がトヨタのセールスマンを気にいらなくて、自分はしかたなくホンダにしたのですが… 値引きとかなくてもいいけど、試乗した時あまりのサスペンションのいただけないことや内装のショボさを指摘したんですが、案の定改良しましたよね。 電気屋でも車屋でもいいけど、改良するぐらいわかってんなら最初からちゃんとしてよ!兄の某ドイツ車は改良したらただで初期ユーザーの兄の車を改良どうりにしましたよ。 初期ユーザーを大切にしてほしい。用はユーザーを大切にしてほしい。用は高い買い物なんで誠意があればどこでもいいです。ほんとリーフも改良したら初期ユーザーには、安くアップデートできるよう期待します。 メーカーもわかってるはずなのに金儲けすぎだな良心にかけますよね。特にホンダ 日産は良心的なんでしょうねきっと。

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