N-WGNの電動パーキング系パーツの問題、本日朝日新聞デジタルに出てますね

私ら野良犬ジャーナリストにとって1番気持ちよいのは、大手メディアが後から同じことを、さも「知ってるか?」といった体で報じるのを見た時です。下の記事はN-WGNの電動パーキングの部品問題を伝えている。これ9月29日に私は書いた。これを朝日新聞デジタルは本日伝え、Yaho0のトピックスにも出ています。こういった情報、クルマ通に早く伝えるのが私の仕事だ。

朝日新聞デジタルの記事

参考までに書いておくと、日産デイズが使っているドラム式の後輪用電動パーキングブレーキは、ホンダのN-BOXスラッシュが使っていたパーツをアダプティブクルーズコントロール用に改良して使っている。ホンダもそのパーツを使えば良かったのだろうけれど、見積もり取ってコスト面で有利な方を選んだんだと思う。いろんな意味で運が悪かったのかもしれません。

新しい技術を投入すると新しい部品も必要になってくる。今まで使っていなかったメーカーのパーツを採用するケースだって増えるに違いない。特に今後は電動化や運転補助装置に使う電気関係の部品が急増すること間違いなし。自動車産業と付き合ってこなかった企業は、コストや耐久性、信頼性で電気よりケタ違いの要求をされる。命を預かる自動車業界は厳しいです。

PCのようにフリーズしたら、それだけで大きな問題になる。考えて頂きたい。ハイブリッド車などは起動させると一斉にPCが立ち上がりいろんなチェックを短い時間で行うけれど、フリーズしたことありますか? 電気自動車だって落としたバッテリーセルを組むというやっちゃいけないことをやった工場製(自動車業界では無い)の電池トラブルが1回あっただけ。

とはいえ今後はさらに部品調達の裾野が広がっていく。海外メーカーや海外工場の部品を使うケースだって増えていくだろう。そうなった時の品質管理は大いに課題となってくるだろう。

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