ジジイの書き手(8月26日)

自動車メディアの大きな課題が「若い読者層の獲得」であります。今や自動車雑誌の読者層の大半が40歳以上。新規に買い始める人達は少ない一方、クルマに興味を失っていく人って少なくない。結果、徐々に読者層が減ってしまう。今や実売部数で1万部を下回っている雑誌続出と言った感じ。

ちなみに急激に販売部数を落とした雑誌は同じようなことをやってる。1つは若いライターの起用。編集部員は若いライターを使いたがる。そらそうだ。年上のウルサイ書き手にお願いするより楽ですから。しかも若いライターを使った方が新鮮味も出る。されど読者からすれば興味の無い記事になってしまう。なぜか?

ニンゲン誰でも若い人の言うことなんか聞きたくないからだ。私だって自分より若い人が書いた記事を読んでも「あまり参考にならないですね」。永田のようなガチガチの実用記事や、ヒマネタは読みますけど。だからこそベストカーなど、三本御大の記事が人気になる。読者はベテランの記事が読みたいのだった。

ベストカーやカートップが健闘してるの、ジジイの書き手を揃えているからです。他の雑誌は編集長クラスの若返りにより若いライターを使うようになった結果、読者まで失ってしまった。参考までに書いておくと、女性の書き手が多くなったのは「若い人の記事は興味ないけれど女性は別」という理由からでありますね。

二つ目は「マニアックな人達の意見を聞きすぎた」である。最近よく話題に上がる「マニアがジャンルを潰す」という現象で、マニア=オタクと言い換えても良い。このタイプの人は記事に強烈な反応を示す。経験の無い編集長だと、言うことを聞いてしまいたくなっちゃうのだ。声なき人の意見を汲めないとアカンです。

こういった問題点を全て解決してくれるのが若い読者層の獲得である。幸い、ここにきて若いクルマ好きも急増中。この人達を読者層に引き込めたメディアが出てくれば、日本の自動車ギョウカイの将来は明るくなるだろう。んことを考えながら終日原稿書き。息抜きに孫(ムスメの子供、と抵抗してきたけど諦める)と遊ぶ。


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