北京ショー2008 4月20日&21日

4月20日 混むかもしれないから、と7時にホテルを出発。会場の近所になると、やっぱり大混乱してます。とにかく普通の人が一杯いる。プレスディだから入れないのに……。案の定「入れろ」「ダメだ」の押し問答がそこら中で勃発してる。

中に入ると期待通りパクりカーの大展覧会という感じ。スバルそっくりのエンブレムのクルマまでありました。ただ完全なパクりは激減。「少し変えなくちゃダメらしい」という意識が出てきた感じ。上手なパクりカーになると、ベースが解らなくなるから凄い。

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レガシィによ~く似てます

会場の内外で目立つのが警備。日本と違って民間でなく、警察や公安。こんなことするから中国は民衆を権力で押さえ込んでいると言われるのだ。ただ中国人も当局に負けないくらいパワフル。抑えきれなくなったらタイヘンなことになる、ということを認識しているのだろう。

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会場内を歩いていると10秒に一回は制服を見る

『混乱』を図にしたような北京なれど、女の子は日本人に似ており見分け付かぬ。街を歩いてても可愛い子が非常に多い。ブースのお姉さん達も一生懸命で、カメラ向けると必ずポーズ決めてくれたりして。

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このお姉さんはハード系

さぁ帰ろうか、と会場の外に出てみたら、朝を千倍にしたくらいの大混乱である。タクシー3台に対し、帰りたい人が3千人という感じ。雨の中、30分待ってもラチ空かない。公共の交通機関も無し。ズブ濡れになりここで客死か、とカクゴ決めたら、たまたまメーカーの市内に行くバスが止まってたので頼んだら乗せてくれました。マガジンXの城市さんや同業の松下さんや吉田由美さん達はちゃんと帰れただろうか?

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タクシーなんかいない

身体のシンから冷えたため、今日も餃子屋さん。「日本人がまた来た」と思ったらしく、少し空気がユルい。餃子2人分(10個)頼んだら11個入ってました。唐辛子入れた豆腐の鍋と58度の白酒飲んだら汗ダ~ラダラ。それにしてもココの餃子はんまいっす! 北京ショーの珍談はベストカー5月10日売り号をどうぞ。

4月21日 日本時間6時30分からFM東京の生電話コメントのため、5時起き。10分ほど北京ショーについてウンチク。担当の方からメールあり、幸い好評だったとのこと。確かにTVやネットのニュース見てると、ツマんない話しか出てこない。やっぱ中国のモーターショーと言えばパクりカーや混乱や熱気を伝えなくちゃアカンでしょう。

午前中北京の街をバックにホテルで原稿書き。昨日からの雨のせいか、昨日まで全く見えなかった遠くのビルなどが見える。おそらく小さい工場や工事現場から出る汚染物質の対策をしない限り大気汚染は改善されないと思う。12時にチェックアウトし、タクシーで空港へ。

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これで空港内。JALは第3ターミナル

中国に来る度に感じることなのだけれど、空港やホテルなどレベルの高い人間が働いている場所は快適だ。普通なら腹立たしいセキュリティチェックのホスピタリィなんか世界一かと。金属探知機で反応出たためボディチェックされたのだが、若い頃の片平なぎさみたいな美人。触り方も洗練されており見事である。何度でも受けたくなるほど。

荷物は荷物で今まで一度も問題視されなかった懐中電灯が引っ掛かったらしく、荷物改め。けれど荷物改めの場所にもモニターを設置してあり、利用客と一緒にブツの場所を見てチェックを行う。懐中電灯に反応するあたりは未熟ながら、その後の処理がテキパキしてて良い。

広州や上海と同じく、空港内のレストランや免税品店で働くスタッフのレベルも極めて高い。こういった人達が中国の代表として海外に出て行けばイメージからして変わるハズ。中国に来る度に感心しながら帰るのだけれど、1週間もすると嫌いな国に思えてきてしまうあたりが不思議だ。

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レストランの従業員も流暢な英語を操る

猛烈な横風の中、成田到着。最近税関で書類を提出しなければならなくなった。事務所で理由を聞いてみたら、時間短縮のためだと言う。種類を提出すればスルーで税関を通過出来るのだとか。その割に以前と同じく「どこに行ってきた?」「仕事か?」と聞かれた。

意味ないですね、と言うと「どの係官ですか?」。以前と同じように質問するの、間違った対応らしい。もしいろいろ聞かれたらクレームを付けるといい。私は以前と同じでいいと思いますけどね。その足で筑波に移動し、泊。

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