自動ブレーキも重要ながら、やはり衝突時の安全性が大切です!
国交省が未だ取り入れていないスモールオーバーラップ衝突(25%のオフセット率。今や死亡事故で最も多い衝突パターン)だけれど、アメリカでは早くも「助手席側」の試験まで始めている。考えてみれば助手席側のスモールオーバーラップだって大切。だったら試してみよう、ということなんだろう。
すると興味深い。RAV4の場合、運転席側は『優』。なのに助手席側をブツけてみたら完全アウトの『不可』である。フォレスターも運転席側『優』。なのに助手席側は『可』。この2車種、急いでスモールオーバーラップ対応したため、助手席が間に合わなかったのだろう。ちなみにスバルもトヨタも新型車は全て『優』。
日本車でイチバン厳しかったのはジューク。何と運転席側も『不可』。現在アメリカで販売している日本車として唯一の『不可』。動画見たら、アタマが硬い場所に当たってる。スモールオーバーラップの基準を入れていない日本仕様の日本車は、全てジュークのように「アウト!」と認識しておくべきだ。
そもそもエアバッグが意味をなしていない。海外のメーカーではVWが全般的に悪い傾向。パサートやCCのようにある程度サイズあって有利なのに助手席は『可』。ビートルなど運転席側すら『可』。フィアット500Lの運転席もジュークと同じく『不可』。けっこうなつぶれ具合である。新車を買うなら安全性を重視したい。
ちなみに高い評価を得ているのがインプレッサ。スモールカークラスでは唯一の評価項目全てで『優』を取るなど、素晴らしい。アメリカのメディアも高く評価している。上の動画見て頂ければ解る通り、上手にイナしてます。安全性重視のクルマ選びをするなら、やはりインプレッサはショッピングリストから外せない。
<おすすめ記事>