レクサスLS500、リアシート狭いっす!(9日)

新しいLS、まだジックリ試乗していないのだけれど、とりあえずリアシートを試す機会があった。結論から書くと「驚くほど狭い!」になります。下の写真、LS500のリアシートの背もたれに背中をくっつける「キチンとした座り方」をしたときのもの。私の座高、身長の割に高くない。まぁ175cmくらいの方の標準と同じくらいをイメージして頂ければ良かろう。

御覧の通り、アタマがほとんどルーフと接触してしまっている。ハネ上がり気味の髪の毛は天井だけで無く側面にも接触してます。新型プリウスのヘッドスペース狭いと書いたけれど、ほとんど同じ。シートを電動リクライニングで寝かせば天井は遠くなるものの、今度は後頭部と落ち込んだ天井部分が接触してしまう。もちろんセルシオや先代のLSよりずっと狭い感じ。

レッグスペースも狭い。リアシートを最も後ろに下げ(リクライニングを起こした状態)でのレッグスペースは、下の写真程度しか残らない(運転席の位置は174cmの標準的な体型に合わせている)。ヘッドスペースの狭さを嫌いリアシートを倒していくと、レッグスペースを犠牲にしなければならぬ。どういった基準を持ってしてもリアシートの居住スペースは狭いと思う。

参考までにベンツSクラスとBMW7シリーズと比べてみたら、もう圧倒的に負け。Sクラスのリアシート、LSと同じようなプライベートジェット的な包まれ感を演出しているのだが、絶対的なスペースからして広い。私が座っても快適である。7シリーズについちゃ圧倒的に広い。新柄LS、どうしてこんな狭いリアシートにしたのだろうか? 日本だと用途が限られます。

よほど小柄なオーナーで無い限り、少なくともショーファードリブンのクルマにはならない。アメリカならLSクラスの価格帯もドライバーズカーなので、スポーツセダンというコンセプトが通用するんだと思う。機会あったら新型LSのリアシートを試してみてください。

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