トヨタとマツダ、対応全く違う! でもクルマはどちらも楽しかった~(3日)
以下「良い悪い」という話じゃないです。先週末、北海道の旭川でマツダとトヨタの雪道試乗会があった。トヨタの場合、バスで試乗コースに到着すると、チーフエンジニアを含め開発メンバーが皆さんで出迎えてくれます。そして試乗全て終わるまで開発メンバーと一緒のため、ずっとクルマ談義。試乗会終了後は開発メンバーと夜遅くまでさらにず~っとクルマ談義。
マツダの場合、試乗コースに着いてバス降りても誰も居ない。開発メンバー来ていないのかと思いましたね。けれど後でけっこうな人数が来ていたと解る。ただ残念なことにお昼休みの時間帯を含め、開発の皆さんとクルマ談義する時間ほとんど無し。マツダ側からの一方的なプレゼンあるのみ。帰りも誰も居ないままバスは試乗会の場所から走り出して終了でございます。
う~ん! ムカシはマツダも夜遅くまでクルマ談義していた。当時開発のTOPだった金井さんや金沢さんとケンカしたモンです。もはやマツダの開発チーム、私らと話がしたくないのかと思いきや、そんなことも無い感じ。というかマツダの開発チームも一生懸命頑張っている。おそらく外部の意見を聞いてみたい、という気持ちを持っているんだろう。意見交換出来ないってもったいない。
上層部が「アイツら話をしても意味ねぇから止めろ!」と言ってるような気がする。実際、私もマツダの開発現役TOP若干2名に(ムカシで言えば金井さんや金沢さんのポジションですね)、話をしたくない人が居ます。まぁ人は鏡なりというので、先方も「あんなオタンコとは口も聞きたくねぇ!」と思っているんだろう。個人的にゃそんなことどうでもいいです。マツダ、大好きですから。
心ある何人かとクルマの話をキチンと出来たので楽しかったっす。加えて今回マツダも全く制限付けず走らせてくれましたね。思わず楽しんでしまい「いかんいかん仕事だ!」と我に返らされた。ちなみにマツダのデザイン部門とエンジン部門の評判が社内でも超ダメダメだったのには大いに笑えた! もちろん今回北海道に来てる人から聞いたんじゃないですよ(ぷっ!)。
トヨタはドンドン上を向いてる。あの大きな組織が変わり始めてます! モリゾウさんですらスピンしたら小言を言われると聞いた士別のテストコースながら、これまた今回何の制限も無く自由に走らせてくれた。雪道走ってセリカST185以来の楽しさを堪能しましたね。もちろんマツダの時もトヨタの時も「絶対コースアウトやスピンしない!」というリミッターを私の心に掛けてますよ。
いいクルマを作るにはどちらが効果的?
ナニを隠そうムカシは雪道大好きでした。でも雪のラリーに出てから好きじゃなくなった。なぜか? ブツけるほど攻めないと勝負にならないからだ。どうやらクルマを壊すのが根っから嫌いな性格らしい。一方、負けるのも悔しい。だから雪のラリーは嫌なんだと今回解った。コースアウトしちゃイケナイと考えながら攻めるの、心の底から楽しいのだった。クルマは楽しい!
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