依然として世界一の観客数を誇るWRCながら来年の車両規定が怪しい。実質的にトヨタだけか?

WRCは来年からレギュレーションが変わり、完全なレーシングカーとなる。WRCって基本は市販車で競うモータースポーツだと思っているのだけれど、どうやらFIAからすれば「だから参加メーカーが減った」と考えたようだ。実際、今走っている競技車両も、市販車のデザインながら中身はスペースフレームの純レーシングカーである。来年はデザインまで自由になってしまう。

現時点で新規定のラリー車を開発しているのはトヨタだけ。新企画が発表された時点では「出る」と言っていたスペインのチームも、フォードMスポーツもヒョンデも新規定の車輌を走らせていない。このタイミングでテストしていなければ「やらない」ということである。99%の確率でトヨタ以外の新規定競技車両は出てこないだろう。以前のWECと同じになる。

FIAは新規定の車輌の他、現在のラリー2車輌の進化系も認めるしているが、ここにきて「全ての競技に2台以上エントリーすること」と決めたことと、トヨタの新規格車輌がテストで素晴らしい速さを見せていることでフォードMスポーツを除き腰が引けている。ヒョンデはどうやらヤル気無し。ランチアもシュコダも「今の時点ではやらない」。車輌の開発もしておらず。

一番好ましいのは現在のラリー2車輌をベースにリストリクター系を少し大きくしてウイングのサイズ規定を緩くすること。十分速いと思う。そうすればトヨタ、フォードMスポーツ、シュコダ、ランチア、シトロエン、ヒョンデの6メーカーが揃う。今のところFIAは2027年規定を変更する気無し。トヨタの独り相撲になってしまうのだろうか? WRCファンとしちゃ残念です。

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3 Responses to “依然として世界一の観客数を誇るWRCながら来年の車両規定が怪しい。実質的にトヨタだけか?”

  1. クゥー より:

    自分も国沢さんと同じ意見でしたが、専門誌の情報でラリー2の改良版になった場合、エンジンの年間使用数を緩和しないとダメそうです。
    現在のラリー2用エンジンでは、年間2~3基では性能がもたないです。
    国沢さんの意見は、どうでしょうか。

  2. アミーゴ5号リリボーン より:

    欧州のレギュレーションって、こういうところがありますよね。あえて強者(よそ者)を一強単独にするという。。。

    そして数年すると新レギュレーションによって参加者が復活して、強者が苦しめられるという。。。

    強者の一強単独とは、
    「敗者を作らない事実上の仲間外れ」と言えるわけで、「太刀打ちできない仲良し欧州メーカーの時間稼ぎ」と捉えることもできる。。。

    はーい、年は取りたくないですね。
    悪意丸出しの妄想でーーーす。

  3. KUMA より:

    今更ながら、ラリー2の値段が4000万円と聞いてびっくりしました。てっきり、全日本レベルでも使われているから、TCRの1500~2000万円くらいだと思っていたので。新井(父)の魔改造BRZはチートすぎると思っていたのですが、ラリー2に対応するにはあれくらいしないと行けないんですね。個人的にはBRZラリー2として公認とって欲しいです。(全日本ラリーがサステナブルに継続できるか不安ですが・・・)

    DTMは、SuperGTと縁を切って、GT3に移行しましたが、その恩恵でポルシェがDTMに参戦することになり、移行以前より人気は上がっているそうです。
    WRCも、まずはラリー2Evoから手掛けて、ランチアやシュコダがWRC1の表彰台に立つかもしれない、って感じの選手権は十分にありだと思います。

    ツール・ド・フランスが先週から始まっていますが、15億円かかるスポンサー費用に欧州地元の企業がいっぱい名を連ねています(スーパーマーケット等も)。広告の数を考えるとWRCの注目度は、おやっ?と思うところがあるので、欧州勢もっと頑張って欲しいところですね・・・。

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