殴るマネ

中国海軍フリゲート艦が火器管制レーダーを数分間に渡って自衛艦に当てたという。これ、口げんかしてる相手に対し殴るフリをするのと同じ。激しい挑発行為である。しかも軍隊同士の場合、本当の意味での「脅し」なら数秒。数分間続けると「ホンキで狙っている」と思われ、反撃されたって仕方ない。

この件、大きな問題だけれど、それ以上に驚いたのが尖閣周辺海域に於いて中国海軍と自衛艦が3kmの距離でにらみ合っていた、という点だ。今まで中国漁業監視艇vs海上保安庁艇という報道はされていたものの、軍艦が出張っているということを公表していなかった。事態はエスカレートしていたのである。

もう一つ。先月30日の出来事を、なぜ今日になって公表したのだろうか? 今まで「国民にゃナイショ」と判断していたろうに。どこかでスクープされそうになったのかもしれません。1月19日は中国艦が海自ヘリをロックオンしていたという。いずれにしろ尖閣海域は国民が知らない状況になっているようだ。

知らないならそれでもいい。今回みたいな状況を聞くと、私ですらアタマに来る。知っても仕方ないので、どうせならダマテンのままという手もあったろうに。ロックオンされたヘリ搭乗員は生きた心地がしなかったと思う。日本の法規だと撃たれてからじゃなくちゃ反撃できない。かわせなければオシマイです。

尖閣問題で中国は全く譲る気無し。日本を挑発し、手を出したら「日本が先に攻撃した!」と大騒ぎ出来る。黙っていれば、これまた中国の脅しを怖がっているという実績になります。そろそろ日本もガマンの限度。尖閣に釣り宿を作るしかあるまい! 定期便は石垣からヘリコプターを飛ばす。安ければ私も釣りに行きます。

気象庁は雪が降ると予報した。JRなんか間引き運転や運休を決めた特急も出ている。興味深いの、首都高。前回は雪を放置し3日間通れない場所すらあった。どうして融雪剤を撒かなかったのか、と責められたらしい。今回準備万端整えた。やればできるじゃん! と思った。果たして当たるか?

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8 Responses to “殴るマネ”

  1. T2 より:

    朝山手線の新宿駅で乗車しましたが、乗れるまでホームで40分待たさせれました。
    物凄い混雑でコントロール不能なほどの人の圧力で、乗り降りの際の混乱ぶりは恐怖を感じるほどでした。
    朝はみぞれ状態で電車を減らす必要性を全く感じなかったですし、実際他の私鉄は通常運転だったので、無用な混乱を起こしただけのJRは本当に無能だなと思いました。

  2. Tomi@群馬 より:

    なぜ間引き運転にするのかな?
    まじめな日本人は、雪が降ろうと槍が降ろうと、
    出勤するのは目に見えてます。
    そうなれば、駅から人が溢れる事は明白です。
    一日くらい休みましょう。
    電車も普段の2〜3分置きの運転を止めて、
    5分置きくらいにして。混むのは目に見えてますが、
    いやなら会社が立地条件見直すとか、首都圏は
    そのような方向で考えないといけないような状態では
    無いでしょうか。

  3. Uka より:

    中国海軍フリゲート艦が火器管制レーダー照射は、尖閣近くでの中国漁船による海上保安船への体当たり事件以前からあったそうですが、官邸に報告されていたにもかかわらず民主党政権が黙殺していたとの報道がありました。
    全柔連と変わりませんね。

  4. Rotarycoupe より:

    尖閣に建造物を設けて実効支配を進めるのは賛成ながら、このロックオン騒ぎは何なんでしょう。東西冷戦の時代に航空自衛隊基地を眺めていた小生としては、あの頃はひとつの基地だけで毎日のようにスクランブルしていましたし、ソ連の爆撃機バックファイアの機銃が自衛隊機に向いていたなんて話もよく聞きました。ソ連の最新鋭機が領空侵犯どころか自衛隊機を振り切って函館空港に強行着陸なんてこともありました。公海上のロックオンなんて軍人のお遊び、といえば言い過ぎですが、少なくとも冷戦時代はこんなに騒ぎませんでした。今回の件、盛り上がる政府自民党と冷静になろうとする外務省の温度差も感じます。自民党は正直に、集団的自衛権を巡る憲法改正には議員2/3以上の賛成が必要で、そのためにはできれば公明党抜きで自民党単独で2/3の議席が欲しいと言えば良いのです。中国の脅威をネタに憲法改正を進めようなんて、そこまで国民をバカにしているのでしょうかね。

  5. Rotarycoupe より:

    ちなみに防衛省発表の公式資料です。24年上期で尖閣が盛り上がる前だとはいえ、中国機よりもロシア機相手のスクランブルが明らかに多いです。それなのにニュースでは中国機に対するスクランブルが過去最高などと、嘘ではないものの視聴者を誤解させるような報道が多いです。
    http://www.mod.go.jp/js/Press/press2012/press_pdf/p20121018.pdf
    アメリカも「沖縄とグアムはどうしても譲れない」と正直に言えば世界から信用されると思うんですけどね。隣人(中国)が恐そうだからあなたの家(沖縄)に泊まります、なんて、まるで送り狼の言い訳みたいです(笑)

  6. applefanjp より:

    中国。
    政府の軍部に対するコントロールがうまくいってないですよね。
    元より軍部は言うこと聞かないかなと。
    習近平のトップ体制は軍部の力が大きかったか?
    中国外交部も知らなかったなんてコメント出してますし。
    私たちに見せないことをいいことに
    日米中の激しいやり取りが空で、海上で、海中で
    繰り広げられています。

  7. より:

    オスプレィの訓練飛行場所に指定する。
    米軍が出て来た時は、中国はどうでますやら。
    試すのも良いかも、です。

  8. min より:

    昨夜の気温を肌で感じて「ほんとに雪になるのかな?」と思ってました。
    明らかに暖かすぎ。
    で、結局はほとんど影響無し。だけど、報道はまるで大雪が降ったがごとく。
    一度、出した発表を速やかに修正出来ない情けない日本人体質の恥部をさらした様にみえました。
    津波の報道もそう。
    確かに危険はあるけど、必要以上に行政と報道が国民をコントロールする事に固執していると感じます。
    判断は各自行えば良い事で、報道は事実関係を正確かつ迅速に伝える事こそが使命。
    行政のおごりと国民の甘え。これが日本の病の元凶と感じます。

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