帰国

早くも日常が待っている。5時に起きて原稿書きしてたら、ビルのてっぺんから日の出。タイの情勢、なかなか難しいところにきてます。タイ国民の過半数はインラック政権を支持しているため、解散しても同じような状況になるだろう。けれど少なくない国民もインラック首相の裏側に存在する元タクシン首相が気に入らない。

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宿はスクンビット通りから少し入った場所

今回の騒乱も一部の国民の不満であり、民主主義の基本概念である「多数決」の概念からすれば諦めなくちゃならないこと。こんな場合、通常なら話合いで両者納得のいく妥協点を探る。政治って「偉大なる妥協」を目指すことなのだ。タイは今まで王様の存在があり、王様も大岡裁きをしてきた。

しかし今や大岡裁きは期待できず、反対派は調子に乗ってデモをしている。かといって他の国のように国をひっくり返すような騒乱になるかといえば、そんなこともないと思う。今回の騒乱だってバンコクを少し離れたら全く影響なし。平和を求める国民性なのだ。多くのタイ人は厭戦気分。反対派も支持を得られなくなっていく。

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11時30分発の中華航空で台湾へ。スワンナブーム空港で離陸待ちをしたものの、追い風に乗って桃園空港は定刻着。成田行きに乗り継ぐ。航路はいつもの通り尖閣上空。昼間なら島が見える。御存知台湾は中国と戦争状態のままだ。それでもフラントプラン出さない状態で上空を突っ切っていく。

追記・台湾はフライトプラン出してると判明

アメリカ政府がエアラインに中国へフライトプランを出してもよい、と言ったのは、もし何かあったときに政府で責任を負わなければならないためだ。もちろん巨額の賠償金を取られ、担当者の首も飛ぶ。そこまでリスクを取る必要なし、と判断したんだろう。日本や台湾と立場が違います。

20時40分に成田着。ホテルに移動してクルマを引き取り、帰宅したら23時でございました。

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