ノート・オーテッククロスオーバー、最低地上高150mmで少しばかりザンネ~ン!

ノート・オーテックにクロスオーバーが追加された。全日本クロスオーバー推進チームの私からすれば「ついに名ばかりのクロスオーバーも出てきちゃいましたね!」と少し寂しく思う。結論から書けばある程度売れると思うけれど、最低地上高150mmというスペックを見ると腰砕けです。先日カローラクロスが最低地上高160mmだと嘆いた。ただカローラクロスは少し許せる。

というのも出っ張ってるのはタイヤに極めて近い場所にあるフロントサスペンションの後ろ側だけ。車体(床面)そのものはドライバーのヒップポイントで120mmも高くなっているため、雪道などでは前述の出っ張りが少しひっかく程度。されどオーテッククロスオーバーってサスペンションはほぼ同じ。もっといえば標準のノートの4WDが最低地上高150mm。同じなのだった。

確かに樹脂製のオーバーフェンダーやオフロードを意識したサイドスカートでクロスオーバーの雰囲気は出している。でも悪路走ったら標準車と同じ。150mmだと少しでもワダチのある林道なんか走ったらお腹すりまくる。雪道も床面全体が低いため、お腹着いてスタックします。文字通り「なんちゃってクロスオーバー」なのだった。されど前述の通り売れると思う。そこ、辛いです。

やっていることは車高ベタベタに落としてワイドフェンダーと太いタイヤ履かせてエンジンはショッぱいスポーツモデルのようなもの。はたまた本格的なクロカンのようなスタイルながらFFみたいな雰囲気。私が推奨しているクロスカントリーは、雪道や悪路で普通のクルマより元気よく走れるクルマであり、デザインも車体が地面から浮いたような感じになることを望む。

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