日産/三菱自動車の軽自動車生産ライン休止についてより正確な情報がわかりました
三菱自動車から情報提供があり、水島工場での軽自動車生産について正確な状況を入手できました。以下紹介したいと思う。まず12月3日から生産を止めていたのは、日産『ルークス』と三菱自動車『 eKスペース/eKクロス スペース』の3モデルのみ。両ブランドにとって売れ筋になっている、いわゆるスライドドアタイプのスーパーハイト系です。
1月15日の私の記事では「三菱自動車だけ生産を再開した」と書いたけれど、三菱自動車からの情報では「現時点でスーパーハイト系のモデルは日産向けも三菱自動車向けも生産を再開していない。ただ今年から1直から2直にして生産台数は増やしています」。国沢の情報と全く違うじゃ無いか、と思うだろうけれど、私は十分に信頼できると思われる筋から聞いた情報です。
とはいえ確認は取れていなかったため1月14日の東京オートサロンで三菱自動車の広報にこの情報を伝えた。間違っていれば否定するだろうから肯定と捉え、15日に書いたワケです。本日判明したのだけれど広報も水島工場の稼働状況は知らなかった雰囲気。三菱自動車社内で軽自動車のトラブルについての情報共有があまりキッチリしていないんだと思う。
また、トラブルの内容について12月24日に『ステートメント』を出していた。12月3日から生産ラインを止めていることを考えたら遅いと思うけれど、内容は「衝突試験において一部条件下ではエアバッグの性能が十分発揮されない可能性があることが分かりました。現在あらゆる条件下で想定通りの性能を発揮することを詳細に確認しているところです」。
続けて「現在これら確認作業を行っている関係で、一時的に同車両の生産・出荷・登録業務を停止しています。確認には今しばらく時間を要する見込みです。検証が完了次第、速やかにお客さま並びに関係各所へご報告させていただく予定です」。1月17日時点で状況は変わっていないようで、日産と三菱自動車で販売される全てのスーパーハイト系モデルは生産再開しておらず。
ということで解っている正しい状況はここまで。三菱自動車によれば「確認作業が終了次第、国交省と協議して対応方法を決める予定です」。詳しい状況についちゃもう少し待たなければならないようだ。また、ハイト系の通常ドア仕様モデルは安全上の問題も無く通常通り生産され納車するとのこと。新しい情報入ったらレポートしたいと思う。
ゲームチェンジャーになる可能性も!
そうそう。電気軽自動車の価格情報、補助金が20万円だった昨年8月の時点で「補助金を使うと200万円の見込み」とアナウンスされていた。国からの補助金だけで50万円出ることが解っている東京オートサロンで「補助金を使うと200万円」と営業担当が答えていたため、30万円ほど値上げしたと理解したのだけれどこの件は三菱自動車から「現時点では具体的に申し上げることができません」。
もし220万円のままなら国の補助金で170万円。東京都は45万円なので125万円ということになる。軽自動車買うのであれば日産/三菱自動車の電気自動車を買うしかないと思う! 電池容量20kWh程度と言うことだから、冷たい雨の日の最悪の条件で100km。エアコン付けない快適な状況下だったら140kmくらい走ると思う。軽自動車の使い方なら十分でしょう! 売れますな!
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