シロウトの戯言です。大手メディアは悲観論ながら日本全体で考えたら円安は美味しいと思う
円安が続いている。日銀に金利を上げろという人もいるけれど、そんなことしたら1200兆円にも達している国債と地方債の利払いだけで遠からず国家予算の半分くらいになってしまう。予算組む財務省としちゃ悪夢のようなもの。やろうとしても絶対に出来まい。日銀総裁が誰になっても利上げ出来ないです。ということで当面今の円安は続くと考えていいだろう。
さて。円安になるのは円を売ってドルを買う人が多いからだ。逆に考えたら、売れる円が無くなったらドルは買えなくなる。今回の円安で、売ろうとしている円はドルになってしまったと思う。もう少し具体的に書くと、企業などがかつて米国債を1ドル=100円で買ったとしよう。135円で売り抜けば35%も儲かる。今回の円安で安く買ったドルは売ってると思う。
私も海外渡航用に持っていたドルを売った。100円で買ったドルを132円で買ってくれた人がいたワケです。しかし! ドルを買う人がいなくなったら、もうドルの価格は上がらない。むしろ我が国としちゃ為替差益で儲かるばかり。自動車メーカーなんか1ドル=90円だって利益は確保出来る。135円ならもう笑い転げちゃうほど儲かる。2022年度はどこも減収増益です。
この状態が続くと、日本でナニを作っても安くなる。というのも原料コスト20円+加工コスト80円で100円。1ドル=100円なら輸出して100円。原料コスト50%上がって30円になっても加工コスト80円なら110円。1ドル=135円だと、100円時代より25円も利益大きくなりますから。加工でビジネスしていれば、原料コストの増加など簡単に飲み込めてしまう。
となれば日本は儲かりまくる。こうなった時に円ドルレートはどうなるか? 私の知識じゃ解らないけれど、海外で売れるモノを作っている人は大笑い出来る。逆に国内相手のビジネスをしていれば輸入物価の高騰に足を引っ張られ、厳しい。楽しい生活を送ろうと考えるのなら、国際競争力のある分野に注力したらいいと思います。英語が出来ない私は厳しい組~(泣)。
<おすすめ記事>