ナイジェリア(5月7日)
ベトナムの海上保安庁に相当する船が中国の海上保安庁に相当する船にブツけられた。公船vs公船の激突は尖閣でも発生していない。というか公船と公船が実力行使したなら、もはや国と国のいさかい。チンピラ同士の抗争じゃなくなります。中国は一歩踏み込んだ。
ベトナムの公船の方が小型だったし、国力の違いを考えた上でド突いたのだろうけど、どっこいベトナムって怒らせたら強い! なんたって中国と陸続きの国境を持っており、歴史的に全く譲っておらず。アメリカを持ってしても勝てなかったほど。アメリカ、最後は逃げ出しましたから。
それにしても中国はナニを考えているのだろう? 南シナ海全てを版図にしようとしている? そんなの無理に決まってる。中国に進出している企業は、いろんな意味で警戒した方がいいと思う。「出て行け」と言われる可能性こそ少ないけれど、どんな条件を出されるか読めない。
難しいと言えばタイも混沌としてきた。お金持ち&都市部が反政府の青シャツ。貧困層&地方は政府側の赤シャツ。選挙を行うと赤シャツ優位になる。今回は青シャツ側になる司法がインラック首相を失職させるという驚くべき手段を使った。こんなことしたら赤シャツは黙っていないだろう。
タイのお金持ち層は民主主義と資本主義の違いが解っていないように思う。お金あれば人の気持ちをコントロール出来ると考えているのだった。そいつに歯止めを掛け、上手にバランスさせていたのが王様の求心力だ。また、タイ人は現状の大きな変化を望んでおらず。誰も先読み出来ない状況。
ナイジェリアの女子学生200人略奪事件は、日本じゃあまり詳しく報じられない。状況を見ると酷い! というか現代社会で許されることじゃないです。それこそ国連でチームを作り、ムスリムの国に頑張って貰い、犠牲者を出さないよう入念に戦略を練って奪還しなければならないと思う。
この件は人間の尊厳の基本的な問題。特に日本は北朝鮮との拉致問題を抱えている。ここで黙っていたら、拉致問題だって世界中の理解を得られないです。アメリカは手を出したくてウズウズしていることだろう。ムスリム諸国と良好な関係を持つ日本が国連で主導して動くべきだ。
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