サスペンションの「ジャーク制御」とは?

一昔前まで「サスペンションは硬い方がスポーティで良い」と信じられてきた。かくいう私の20歳代の頃なんか「硬いの大好き代表幹事!」みたいな存在。今からすれば舌を噛むような乗り心地のクルマに喜んで乗っていたように思う。しかし! 取材でワークスのレーシングカーやラリーカーの同乗走行をすると、信じられないくらい滑らか。ガタガタの砂利道を嘗めるように走る。

その後、BMWのスポーツモデルやポルシェに乗ると、やはり乗り心地が超絶良い。それでいてしっかりとした減衰力を出しており、ハンドル切ってもぐらつかず、コーナーリング中の姿勢も安定している。どうなってるんだ? と思った結論が「ダンパー」でした。クルマの重さを支えるのはバネながら、動きの味を決めているの、ダンパーなのだった。国産車のダンパー、てんでダメ。<続きを読む>

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1 Responses to “サスペンションの「ジャーク制御」とは?”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    ジャークって重量挙げのあのジャークでしょうか?
    ちなみにスナッチとジャークの2種類種目があり、スナッチはバーベルを一気に頭上に持ち上げ、ジャークは一旦方の高さで受けて(クリーン)、そこから頭上に持ち上げる種目です。
    恐らくですが、ジャークの1Gで重量を受けて溜めることを指すのかなと。
    メルセデスやBMW等はサスペンションアッセンブリー取り付けの際1G掛けて組み付けると聞いたことがあります。
    生産性考えれば面倒ですが、確かに「正しいスクワット」みたいな筋肉性の乗り心地を感じますね。
    「駆け抜ける喜び」「アジリティ」という抽象的なイメージはこの辺りに大きな原因がありそうと妄想しています。(笑)

    ランクルやジムニーに乗っている時に、リフトアップを相談すると、可変式ダンパーにした方がいいと薦められました。
    ノーマルダンパーのストローク量がギリギリだからなのかと思ったら、オンロードの乗り心地には減衰が利いた設定が必要で、悪路ではバネがフリーの方が乗り心地がいいそうで。
    完全オフロードセッティングのダンパーだとずっとガタガタフヨフヨ揺すられっぱなしなのです。
    その頃から「ダンパー(ショックアブソーバー)って大事」というのを学びました。

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