アクアが売れない。先代はTOP3の常連だったのに。クルマの仕上がりについちゃ先代よりいいのになぜ?

アクアが売れない。先代はモデル末期ですら月販1万台をキープし、販売台数ベスト3の常連だった。なのにモデルチェンジした途端、がっくり落ちてしまう。クルマが悪いワケじゃない。むしろバイポーラ電池を採用するなど、先代よりピックアップよく楽しいクルマに仕上がっている。なのに直近は10位以下が指定席になってしまっている。そして挽回出来ない。なぜか?

4月の登録台数

アクアと他のトヨタ車の違いは一つだけ。フルモデルチェンジした時、メディアに向けて何のアナウンスもしなかったこと。関係筋に聞いてみたら「先代モデルよりずっと良いクルマになった。宣伝や広報活動なんかしなくたって売れるから不要!」ということだったようだ。実際、私もアクアのモデルチェンジは印象薄い。試乗会すら行わなかった。個別に広報車を借りて乗ってます。

クルマの仕上がりは先代を大きく超える。先代アクア、基本的にプリウスよりいかに安く作るかというトライであり、コストダウン出来るところは全てやった。ベースグレードの後席窓は手回し。走行用電池容量をギリギリまで減らしたため、プリウスと比べモーター走行モードが圧倒的に少ない。バイポーラ電池の効能もあり、新型に乗ると「プリウスに匹敵するくらいモーターアシストしてますね」。

なのに売れない。いろいろ調べてみたら、多くの人がフルモデルチェンジしたことを認識していないようなのだ。確かに似てます(笑)。トヨタは「アクアのようなクルマを買う人は自動車メディアなんか見ないだろうから、試乗会やらなくっても問題ないでしょ」と思ったようだけれど、どっこい! 買う人は読まなくても、クルマ通の知り合いから情報仕入れている。

そらそうだ。クルマくらい高い買い物をする場合、誰かにアドバイスを求めるだろう。アドバイスする立場の人が、アクアのモデルチェンジを認識していなかったということです。アクアのようなクルマでもモデルチェンジしたらしっかり発表会やった方がいい。先代よりずっと良いクルマ作って売れないのって残念。アクアの売れ行き不振は当時の宣伝担当にあると思う。

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20 Responses to “アクアが売れない。先代はTOP3の常連だったのに。クルマの仕上がりについちゃ先代よりいいのになぜ?”

  1. kuz より:

    個人的にはYoutubeの試乗動画をよく見るのですが、そこではアクアのモデルチェンジをバイポーラ型の新バッテリーのアピールと絡めて盛んにやっていたので、特に宣伝が薄かった印象は無いですね。
    意図的か結果的は分かりませんが、宣伝のバランスが悪かったのかもしれません。コスパとか色々言われますが既存メディアへの露出や広告というのも案外バカに出来ないのかも。

  2. ナンケイ より:

    サクラを買うときにアクアも候補に入っていました。装備を揃えていくと案外高くなってしまってサクラと同じくらいの総支払額に。サクラは国や自治体から補助金が出ることを考えると支払総額に大きな差が出てしまったのでアクアは候補から落ちてしまいました。
    サクラは納期1~2ヶ月に対して当時アクアは半年以上というのも大きかったです。

  3. アミーゴ5号リボーン より:

    個人的には、デザインかなって思っていました。

    先代は、ユニクロやGUが似合う可愛い庶民派お姉さんって感じ。

    今のは、メイクに時間をかけて六本木に憧れる背伸びしたお姉ちゃんって感じ。

    ただ国沢さんの記事から、開発・宣伝の内情を知って、なるほどと思いました。

    今のは、開発もデザインも、宣伝もおそらく営業戦略も、上から目線ですわね。だから、前ほど売れない。

    もっとも、先代アクアに満足しているから買い替えないというのも、大きい理由のような気がしています。

  4. ヒロ より:

    現行アクアGRに乗っています。
    新型アクアは3気筒エンジンのフィーリングがイマイチな点を除けば非常に良く出来た車だと満足してます。
    ただ、購入時にどうしても許容出来なかったのはフロントのナマズ顔です。
    リアデザイン、サイドデザインは秀逸だと思いますので、あのナマズ顔にOK出した責任者を小1時間問い詰めたいです。

  5. 天秤君 より:

    車買い換え時に候補に挙げたけど、何かデザインがしっくりきませんでした。先代は、あっさりしながらスポーティーで好きでしたが、何かディテールがくどく感じて。

  6. いし より:

    アクアはデザインですね ヤリスとの差別化を意識したのか どうも今ひとつの方向に行っている気がします 唯一GRアクアなら良さそうですが装備に不満

  7. Aki より:

    初代アクアは、大きなクリアテールとリアスポイラーによるスポーティな後ろ姿が印象的でした。30プリウスに通じるフロントデザインと相まって、コンパクトカーとしては頭一つ抜き出た存在感があったように思います。また、トヨタでは3代目ヴィッツが…だったこともあってアクア人気が長く続いた部分もあるのではないでしょうか
    一方の2代目アクアは、これといってデザインで目を引く所もなく、むしろ全体的にモッタリした印象があります。前を走っているのを見て「えっ? これが新型アクア?」と驚きました

    そして、今のトヨタには出来の良いヤリスがあります。室内の居住性では多少アクア有利かもしれませんが、ヤリスHVと燃費や価格帯に大きな違いがなければ、アクアの宣伝に力を入れても結果的にヤリスに流れてしまう可能性も…

    個人的には、ヤリスクロスをHV専用として2代目アクアに仕立てた方が、ヤリスとの棲み分けも明快で良かったように思いますが、トヨタとしては売れまくった先代からの乗り換え需要だけで十分と見て、デザインもやや年配向け?にしたのでしょうか

  8. トヨタ車ユーザー より:

    今はどのトヨタ・ディーラーでもヤリスとアクアが選べます。デザインに大きな要因があると思います。
    ヤリスは出たときフロントマスクが個性的だと話題になりましたが、結果的に受け入れられた。で、大人しいし、今度は後席が広くなったアクアのほうが売れると思ったけどダメだった。
    また、旧アクアは後席が狭くても売れていたから、同じく狭く感じるヤリスでもそんなにネガにならなかったんでしょう。
    また、ヤリスはガソリンモデルもあって燃費も良いから安い。営業車なんかはこちらがいいんでしょう。
    まあ、今度は後ろが広くなったよとアピールしておけば、多くの旧ユーザーをヤリスに取られなかったのにというのはあると思います。
    GRスポーツならアクアもカッコいいんだけどな。

  9. kyamaga1330 より:

    1965年にsy開示になった時は、車なんかはとても買えない時代でした。
    会社にブルーバードの営業車があり、免許も無かったので運転も出来なかった。翌年に埼玉工場に転勤になり免許を取りホンダの狭山工場に出入りしてました。
    当時のイケイケと勢いのあったホンダは活気がありました。
    しかしブルーバードの3Sなどにはまだ及ばないし人気もありませんでしたね。技術の日産は確かな車造りで憧れでした。が、しかし近年のニッサンはどうしたものか?
    対して当時のホンダはワイガヤの雰囲気で活気にあふれていました。今のニッサンにはユーザーが求める車造り出来てないのは明らかなんでしょうね。技術の日産を思い出して欲しいね。

  10. ひめ太郎 より:

    マイカーにしたい車No.1がモデルチェンジでこれです。トヨタ車ユーザーはどこで選んでいるのか、よくわからんです。それ程客層が広いってことでしょうけど。アクアの場合、ヤリスクロスに流れるのではないでしょうか。
    次期型ライズはトヨタ製になるらしいですね、どうなるか楽しみです。

  11. よしの より:

    現行アクアは50系プリウス状態になっているのだと思いますよ。
    デザインとか性能とかじゃなくてハイブリッドの性能とバッテリーが異常なくらいに持つと言うのが分かって
    旧型ユーザーが買い替えないと言うのもあると思います。

    旧型ユーザーが近くにいますが
    「10万キロ走っても全く劣化を感じない、逆に調子が良くなっている感じもするしまだまだいけるな」
    とか言っているくらいですし(汗)

    あとはリセールバリューの重要さが広がったので
    ヤリスクロスに流れていると言うのもあるかもしれません。

  12. アイズ より:

    現行アクアのウィークポイントはデザイン。
    性能以前に全然いいと思えません。
    なので、興味すら持たないので、
    ある意味広告宣伝が必要無いのは、的を得てるとも思えます。
    性能いい車も先ずは興味を持って貰わないと。

  13.   より:

    へぇ、まだ売ってたんだ。もうヤリスに一本化されて終売になったんだと思ってました。
    何も言わないから、私みたいにそもそもまだ売ってる事すら知らない人は結構いると思いますよ。

  14. Soma より:

    旧アクアのオーナーとしては、
    新型への乗換率も低いんじゃないかと想像します。

    旧アクアは200万ちょっとで新車を買えるハイブリッド、ということでコスパに大満足でした。

    反面、乗り心地は最悪、道路を削るようなうるさいロードノイズ。ネオチューンとフルデッドニングで、少しマシになった程度。
    車を全く知らない素人の私がNVHについて調べたほどです。
    「次は絶対アクアより良い車を買おう!」と決意した私のような旧アクアオーナーは、全く期待してないので、新型アクアを検討すらしないのでは。私も新型アクアへの乗り換えをディーラーで勧められましたが、試乗すら断りました。

    コスパ重視のコンパクトハイブリッドが欲しい人はヤリスとかスイフトを買うと思います。

    私はカムリを買う予定でしたが、子供が増えたため妻に却下され、ヴォクシーを買いました。旧アクアを2台買える、総額460万のハイブリッドS-Zです。

    悪口ばかり書きましたが、車両費と維持費が安い旧アクアに乗り続けたおかげでお金が貯まったわけで、アクアにはとても感謝してます。新型アクアも沢山の方の人生を支えるクルマになりますように。

  15. はまっこ より:

    宣伝しなかったから売れないんじゃなくて、売る気がないから宣伝しなかった、ということだけではないのでしょうか。トヨタはアクアユーザーは(利益率が良い?)ヤリス、カローラ、プリウスに巻き取りたい。それでも同車種に乗り続けたい層を逃さないためにモデルチェンジはしたと考えた方が妥当に思います。

  16. あいう より:

    そら電動パーキングブレーキじゃないから!
    あと天井低いと言うかフロントガラス寝すぎ

  17. 今堀雷三 より:

    皆さん、おっしゃる通りデザインです。
    トヨタにしては、珍しく失敗したデザインだと思います。前期型のオーナーさんは安堵したと思います。丸くふくよかでシャープな印象がなくなりました。残念です。

  18. ぴえ より:

    この記事はちょっと間違いだと思います。
    売れないではなく、生産調整だと思います。
    アクアはlbxと同じラインで制作しており、ラインはフルで動いております。
    11月より、lbx 2: アクア1の割合でラインアウトされているので(時には3:0でlbxのみ)、この数字(4000〜5000台)あたりになるはずです。 またlbxの台数が、合わないと思うかもしれませんが、国内仕様のlbxだけではなく海外仕様も生産されています。 ライン自体は月産10,000台越えをしているはずです。

  19. より:

    色も選択肢が少ないですよね。
    検討した時に黄色がなかったので止めました。

  20. もち より:

    先代アクアからの乗り換えや、大きい車からのダウンサイズする人にはいい車でも、それ以外の人にはいまひとつなのだと思います。
    評論家の方は普段大きい車も乗るので、評価に同じ傾向があるように思います。
    2代目ヴィッツからの乗り換えで検討はしていますが、ヤリスよりは広いですが、ライズやフィットと比べれば装備も機能も中途半端。
    最大のネックは最小回転半径で、シエンタよりも小回りが利かないコンパクトカーをわざわざ選ぶ理由が、燃費や走りだけでは、決断が難しいです。

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