日産の開発部門とマーケ部門に「なぜeパワーをハイブリッドと言わないのか?」と聞いてみた

何度か書いてきている通りeパワーってハイブリッドである。ダイハツと全く同じシステムだし、ホンダとは巡航時のみ使う直結モードがあるかないかの違いだけ。なのに日産のWebや新型キックスのリリースを見てもハイブリッドの文字皆無。日産ディーラーで「あんたのところは燃費の良いハイブリッドを作らないのか?」と聞く人も多いそうな。なぜ日産はハイブリッドと言わないのか?

開発担当者とマーケ部門(営業企画)の人に話を聞く機会あったので質問してみた。長くてややこしい内容になるのだけれど、可能な限り簡単にまとめてみた。1)eパワーはゴーン時代にハイブリッドの開発を禁止されていた。一方、ハイブリッドのニーズ多い。そこで「電気自動車に発電機を乗せた」という”体”でハイブリッドを開発。販売するときもハイブリッドという文言は使わなかった。

2)するとeパワーがけっこう売れた。当時、電気自動車は技術の最先端だったため「電気自動車に発電機を乗せ充電しないでいい」という説明に「そりゃいい!」となった。3)そいつに目を付けた「キッー!」が以後、徹底的にハイブリッドという表現を嫌う。何度かeパワーの概念図を紹介したけれど、結果的に未でもeパワーはハイブリッドじゃないと思っている人が山ほどいる。

キーッ! が居なくなった今、日産社内にハイブリッド狩りは無い。なんでハイブリッドという文言を忌み続けているのか聞くと、4)eパワーの良好なイメージが定着しているからだという。開発部門もマーケ部門も「eパワーはハイブリッドです」と全面肯定するけれど、そういう表記をする意向は持っていないようだ。5)結果的に日産はeパワーをハイブリッドと表記していない←イマココ。

eパワーについて考える

ハイブリッドとは「複数の動力源を持つパワーユニット」という定義である。例えて言えば、犬の要素を持つなら普通だと「犬」です。「犬」ということを解っていても、そいつを犬と言わず「dアニマル」と呼び続けている状況と同じ。「日産はハイブリッドのことをeパワーと表記しています」くらいの説明があっていいと思う。日産、自分縛りから抜け出せていないように見えちゃいます。

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3 Responses to “日産の開発部門とマーケ部門に「なぜeパワーをハイブリッドと言わないのか?」と聞いてみた”

  1. アクシオム より:

    4月にお披露目された次期エクストレイルのテールゲートには、e-POWERの下にちゃんとHYBRIDというエンブレムが貼られていたので、ご確認ください。
    市販時に剥がされているか、貼られていなかったら、西荻窪経営塾塾長のご意見、ご指摘、呪いによりそうなったとお察しください。
    キッーって、言うですか、塾長。ポンコさんじゃダメですかね。ここでは匿名、源氏名といいことで、今夜はおひらきいたします。

  2. アミーゴ5号リリボーン より:

    外野からすると、大笑いの茶番劇!

    でも日産社内では、いかにゴーンを騙くらかすかで大真面目だったんですね。

    更にそれに「キーッ」が乗っかったものだから、、、心ある社員の皆さんは、さぞかし胃が痛かったコトでしょう。

    それにつけてもですよ、
    さすがにもっと高尚なマーケティング戦略があると思ってました。

    悪いけど、こんなくっだらないコトで内輪揉めをしていれば、どんな会社でも凋落しますわ。

    すっかす、こうなったら毒皿だい!
    少なくとも日本では、e-POWERにBEVのエンブレムを添えて初志を貫徹して、「技術の日産ここにあり」を宣伝しよう、そうしよう!!!

    ちなみに第三世代e-POWERを搭載した新型キックスですが、YouTube動画を見るにつけても、非常に偏っていると感じています。

    特に試乗レポートでは、メーカーご用達のヒョーロンカとユーチューバー、また日産販社によるウルトラスーパーポジティブな内容だらけ。

    一方で、随所に本音を散りばめる方々の試乗動画は、なぜか上がってこないんだよね〜っ。

    個人的には日産の宣伝部が、高度に政治的な情報操作をやらかしていると、結構真剣に妄想しております。

  3. よしこ より:

    いきなり話がそれて申し訳ないのですが、新型キックスの実車に触れてみて驚いたことがあります。
    私は洗車の度に(月1程度)、全てのドアとボンネット・トランク・給油口を開け、中に入り込んだ水分や汚れを拭き取っています。特にエンジンルームには、春一番などの強風で砂埃も入り込んでいるので、手の届く範囲で水拭きもします。
    その際、ウィンドウウオッシャーやラジエターリザーバータンク等の液量をチェックし、減っていれば補充します
    そうした習慣から、展示車のエンジンルームを覗いてみたところ、非常に驚きました。
    なぜならボンネットがやけに重い、いや重すぎるのです。
    デザイン上、ボンネットに厚みを持たせているのはいいのですが(車が大きく立派に見えるし運転席からの見切りも良い)、グリルの上にボンネットフード先端(掲載写真のボディカラー部分)が位置しているため、手を差し込む時点ですでに高いと感じます。
    そこから持ち上げる際、ダンパー式ではないとはいえ非常に重く(繰り返しますが重すぎます)、ステー(突っかえ棒)をかけるには手を上に伸ばしきる必要があります(身長167㎝)。
    なぜこんなに重いのか!?
    ボンネットの裏側に弁当箱のような形状の大きな突起が付けられていました(スチール製)。よじれ防止が目的ならリブでもあてがっておけば十分なような気がするのですが、あれは何なんでしょうか。遮音に効果があるのでしょうか。
    重く感じる原因はこれのせいなのか、それとも開閉機構にあるのか?
    ボンネットなど滅多に開けないという人なら気にならない部分かもしれませんが、私がもし購入するとなったらすごく抵抗があります。
    この点、日産関係者の見解を聞いてみたいと思いました。

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