そらアカンでしょ

このところインドなど新興国向けの超低価格車を開発する動きが出てきた。日産なんか3千ドル台の4輪車を作るという報道も流れている。そんな価格で4輪車を作ることは可能だろうか? おそらく徹底的にコストダウンし、それこそシトロエン2CVの如く骨と皮みたいな構造にすれば何とかなると思う。車体さえ軽く作ればエンジンだって2気筒の600ccくらいで足りるだろう。イメージ的にはインドの「リクシャ」やタイの「ツクツク」を4輪にしたようなもの。面白いと言えば面白いけれど、果たして日本の自動車メーカーにとって収益源になるのだろうか? しかもある程度のクオリティや環境&安全性能を持たせないとブランドイメージも傷付いてしまう。漁業で言えば、細かい目の網を使って小魚まで根こそぎ取ろうというのと同じ。あまり冷静な判断だとは思えません。

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One Response to “そらアカンでしょ”

  1. BRICs向け超低価格小型車が日本市場に上陸する?

    国内の大手自動車メーカー3強のトヨタ、日産、ホンダが、超低価格車の開発を進めています。と言っても、ターゲットは日本ではなく、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)です。価格は70~100万円で、同サイズの通常品より3割以上安い価格設定になります。ホンダが独自開発車を2010年以降に発売する予定の他、日産とトヨタも準備を進めています。BRICsの自動車市場は、2000年以降年率10~20%のペースで成長しており、2006年の販売台数は1315万台でした。アメリカ1655万……

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