アイオニック5炎上事故の件、なんとなく状況が解ってきました

ヒョンデにアイオニック5の炎上事故の件を聞いている。一つ解ったのは、この事故、韓国当局の発表を待たないとヒョンデは何も言っちゃいけないという韓国内での法律的な縛りがあるようだ。日本人だから関係ない、というと、やがていろんなルートから情報入ってきました。最も「なるほど」と思ったのは衝突速度。当然ながらアイオニック5にもEDRが付いてます。

それによれば衝突時の速度(エアバッグがスイッチになっている)は90km/h程度だったそうな。この速度だと生存は難しい。おそらく事故の一次的な衝撃で決定的なダメージを受けていたと思う。車体の変形量も多かったことだろう。前の記事で書いた通り、ドライバーの命に関わる速度域での事故は、ガソリンタンクだって危険。じゃなんでバッテリーが熱暴走したかは引き続き取材中です。

それにしても韓国は以前のように「近くて遠い国」になってしまっている。そもそもビザが一般人に向けては東京ブランチで1日150人くらい。ビジネスなど違うルートを含めてもトータル300人くらいか? 韓国側もそんなものだろう。となれば1日あたりの往来600人。これだと飛行機は1日2~3便で間に合ってしまう。ちなみに今回成田から乗ったアシアナ航空は超満席でした!

今日はヒョンデのMEGA WEBみたいな施設に行き、急速充電器を見せて貰った。驚くべきことに220kW前後という強烈なイキオイで入っていく! 基本は1セット18分になっており10%から80%まで入るという。基準は50kW入るらしい。チャデモ最速で70kW。30分で30kW入れば御の字だ。価格は6km走る分くらいの電力に相応する1kWhあたり30円とのこと。100円で20km走れる計算。

50kWだと1500円。これで300kmくらい走れる

もう一つ興味深かったのはヒョンデ、製鉄から同じ会社でやっている。トヨタみたいに製鉄会社とゴタゴタすることもないワケ。一方、同族だと競争力が無くなり割高の調達コストになるんじゃないかと思って聞いてみた。日本の系列あるあるです。すると中途半端な系列や子会社関係じゃなく総合で利益を求める一枚板になっているそうな。いろんな意味で興味深い。

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