ウィズコロナの精神発揮! オートサロン元気よく開幕しました~。やっぱり楽しい!

昨年は中止となったオートサロンが今年はオミクロン蔓延始まる中、何とか開催にこぎ着けた。関係者に聞いてみたら「1週間先だったら開催出来なかったかもしれません」。入場者数を大幅に絞り、未だかつて無いくらいユッタリ&ジックリとクルマを見られました。一方、会場の規模や出展内容なども2年前と同等レベル。いろんな意味で関係者&出展社に拍手を送りたい。

今回のオートサロンで一番人気だったのは次期型Z。展示されていたモデルを見るとフロントの形状が違う。聞いてみたら「開発責任者の田村は最初から今回の顔つきにしたいと言ってたのですが、日産のデザイン部は絶対ダメだと言い張り妙な顔のコンセプトカーになってしまいました。そこで用品扱いにしてこの顔つきを実現しました。いかがですか?」。

いかがですかもヘチマもナスもない。無様なコンセプトモデルから圧倒的に良くなった。何より田村さんが作ったクルマらしく「やんちゃ!」な雰囲気出てます。湾岸ミッドナイト風ですね。価格は500万円少々からスタートらしい。展示車は696万円とのこと。電動化に無縁な405馬力の3リッターV6ツインターボなんて今後出てこないと思う。こいつは売れること間違いなし!

三菱自動車のブースには市販バージョンと思われる軽の電気自動車が出展されていた。日産版はコンセプトカーしか出ていない。価格について専門誌の皆さん聞いていたのにヒントも教えてくれなかったが、TV取材で「補助金使って200万円くらいにしたい」と答えていた。こういうの、反感買います。情報、言うか言わないかハッキリした方がいい。価格判明したら躊躇わず紹介します。

今回マツダとスズキはオートサロン欠席。マツダについちゃブラックサタンの意向だろう。この手のイベントに全く価値を認めていないらしい。スズキはクルマ好きに興味無いです。ということでホンダといえば、境界線か? 工事現場をイメージしたとも言われるブースは、トヨタや日産と比べ明らかに見劣りする。目玉になるハズだったシビック・タイプRを含め閑散としてました。

ホンダ関係者に聞いたら「オートサロンは国内営業部門の仕切りなんです。いろんな意味で情けないと思っています」。何度も書いてきたホンダの国内部門の「高い値付け&無関心状況」は今年も健在。競技車両だって1台も無いほど。トヨタ(GR)が競技車両だらけだったのと対照的だ。ホンダファンはバモスでも見て昔を偲んで頂きたく。バモス、超いいね!

「おおっ!」っとなったのがスバル。突如下のようなイケイケ風の車両を発表した。聞けばニュルの電気自動車タップタイム世界一を狙うという。モーター4つ搭載し1000馬力! 年内には走行テストを開始し、早ければ来年にもチャレンジするそうな。スバル、久々の世界一へチャレンジだ。現在ニュルのEVトップはテスラ『モデルS プラッド』(1100馬力)の7分30秒909。頑張って欲しい!

GRも突如やる気満々のクルマをワールドプレミアさせた。『GT3』カテゴリーの車両だという。カッコいいけれど、何のデータもなし。あまりに情報無いと皆さん興味出ないらしい。只のハリボテに感じてしまうせいか、思ったより話題にならず。午後は一般客も入っていたけれど、やはり足を止めてじっくり見る人は少なかった。出すならもう少し内容を公開しワクワクさせて欲しい。

個人的に今回一番「いいね!」したのはGRヤリスのラリー車。製造ラインでボディのスポット増しや12mにも及ぶ接着を取り入れ、ロールケージまで組む。初級ラリーならそのまま出場出来る状態で837万円とのこと。市販GRヤリス買って同じレベルの競技車両作ったら、837万円じゃ無理です。この流れでMスポーツのようにラリー5からラリー1まで全てラインナップして欲しい。

オートサロンのチケット、まだ入手可能。当日の現地売りが無いため、ネットで事前に購入すること。見に行った方は印象をクルマ好き掲示板で教えてください。どこのメーカーのブースが良かったかという点だけでも興味深い情報になります。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ