スタッドレスタイヤは60~65扁平がおすすめ。空気圧についちゃ車種やタイヤで違う

会員掲示板でスタッドレスタイヤについて質問された。有用な情報だと思うので紹介したい。まずタイヤ選びだけれど、推奨したいのは60~65扁平。アイスバーンを歩く時をイメージして頂きたい。誰だってドシドシ歩かないと思う。接地の瞬間、そっと体重を掛けていくだろう。タイヤも同じ。徐々に荷重を掛けていきたいのだった。扁平率高いとドシドシ歩きになる。

また、圧雪路はタイヤのパターンでグリップを発生させる。その場合、ある程度の硬さを持っていないと「食いつき」が悪くなってしまう。80扁平とかだとサイドウォールの変形が大きいため、食いつき性能という点で厳しい。標準が扁平率の高いタイヤであれば60タイヤを履ける程度までインチダウンを推奨しておく。205/55R17なら205/60R16といった具合。

また、タイヤの”格”は1クラス上げることでフニャフニャ感が薄れる。205/55R17の場合、215/60R16ですね。タイヤ幅は10mm程度ならどこにも干渉しない。ホイールアーチ、タイヤチェーンをセットして干渉しないようになっている。10mmであれば片側5mm。余裕です。もちろん車検だって問題無し。可能なら2つくらい格上のサイズを履けば一段とシャッキリします。

空気圧だけれど、よく「ドアを開けたところにある指定空気圧を」と言われる。その空気圧、純正タイヤ用です。しかも最近CAFEをクリアするため、乗り心地やハンドリングじゃなく燃費重視だったりして。270kPaなんて車種まで出てきた。スタッドレスタイヤ用の空気圧として考えたら明らかに高過ぎ! 前述の通りタイヤ本来が持つ縦バネが硬くなっちゃいます。

サイズにもよるけれど、私は1クラス格上の60~65扁平で210kPaくらいが標準だと思う。これをベースに、180kPaと250kPaを試す。どちらが好みか考え、もし250kPaを良いと判断するなら、210~250kPaの間で決めればよかろう。180kPaを好むのであれば、ここから210kPaの間を探る。また、圧雪は高めがよく、アイスバーンだと低めを推奨しておく。

もし60~65扁平を選べない場合、扁平率の数字小さければ空気圧は低めで。数字大きくなると高めにしたらいい。55扁平だったら200kPaを基準に考え、70扁平であれば220kPaを基準にするということです。

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2 Responses to “スタッドレスタイヤは60~65扁平がおすすめ。空気圧についちゃ車種やタイヤで違う”

  1. 薫くん より:

    1クラス格下げてしまいました。
    夏タイヤ:215/55R17 → スタッドレス:205/65R16
    空気圧は、標準230kPa → 210kPa

    少しフワフワ感が出て、これも「楽しからずや」!
    追伸
    ショックをビルシュタイン に交換予定、どうなるやら?

  2. マツモト より:

    5年前にヨコハマ推しだったので参考にして5年前に
    エブリイVANに「iG91 for VAN サイズ155/80R12 83/81N」
    を履かせてました。多少ドタドタしているけど1年中、山道・高速を5万キロ走って特に問題がないので良い性能なのでしょう。
    そちらの商用車はどんなサイズを履かせているんでしょう。

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