デュフューザー3

F1ギョウカイの騒ぎのネタとなっていたデュフューザーの問題が14日に最終的な決着を見た。なんと「使ってよし」。最後まで反対していたチームも、大急ぎでデュフュザーの開発に着手していることだろう(ルノーなど一部のチームはオーストラリアの開幕前から開発を始めている)。そんな状況の中、早くも今週末はF1第3戦の上海GPである。

言うまでもなくブロウンGPとトヨタ、ウィリアムスの「デュフューザー3」以外のチームはマレーシアGPまでと同じシャシを使う(次回のバーレーンまで開発拠点であるヨーロッパには戻らない。加えて開発テストも不可能)。もちろん何らかの対策はしてくるだろうけれど、抜本的な戦力アップとなれば難しいんじゃなかろうか。つまり3チームの優勢は続くということ。

加えて3つのチームはKERS(ハイブリッド装置)
を採用していない。このシステム、徐々にポテンシャルを発揮し始めており、そう遠くない将来、付いていないチームは勝つチャンスを失うと予想しておく。直線で上手に使えばKERS無しのクルマを簡単に抜けるし、抜かされることを防ぐことだって可能。KERSの無い3チームにとっちゃ厳しい戦いになる。

ここまで読んで鋭い人なら気づいたと思う。そう。トヨタが初優勝するとしたら、上海かバーレーンだということです。ヨーロッパに戻りディフューザーの開発進み、同時にKERSも進化したなら3チームの優位性もイッキに少なくなってしまう。明日から始まる上海GPに注目したい。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ