バルブマチック!

少しづつ次世代エンジンが姿を現してきました。トヨタはBMWのバルブトロニックと同じタイプの新世代ガソリンエンジンを(バルブマチックとネーミング)、日本車としては初めて採用すると発表したのである。このタイプのエンジン、何回か紹介した通り、ポンピングロスの発生源となっているスロットルバルブを使わず出力のコントロールを行うため、ガソリンエンジンの燃費を大きく改善させられるという理想的なシステム。具体的には吸気バルブのリフト量とタイミングを連続して変化させる。つまりパワーが必要じゃない微少アクセル開度の時は、ほとんど吸気バルブを開かない。小排気量エンジンと同じ混合気の量でエンジンを稼働させると考えればよかろう。アクセル深く踏めば、ハイパワーエンジンと同等のリフト量とタイミングとし、最高出力を稼ぐ。トヨタによれば従来型エンジンより5〜10%燃費良くなるとのこと。BMWの場合バルブトロニックと標準エンジンの燃費比較が出来ないけれど、トヨタは標準エンジン搭載グレードもある模様。発売されたら様々な条件で燃費比較をしてみたいと思う。ちなみに日産は今秋発売される次期型スカイラインクーペにこのタイプのエンジンを採用。ホンダも来年から投入してくるという。新型デミオは、これまたガソリンエンジンの燃費を大幅に伸ばすミラーサイクルを採用。楽しみになってきました。

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