ホンダ、電気自動車の開発中止と一緒に次世代ADAS(運転アシスト)の搭載計画も流れてしまったようだ

ここにきて「次の進化」は次世代ADASだと目されている。自動運転じゃ無く、高度の運転アシストだ。具体的に説明すると、常時クルマの周囲360度をセンシング。ドライバーが気づいていない危険を自動的に回避してくれたり、目的地を液晶画面や音声で入力すればハンドルに手を添えておくだけでクルマが自律制御して加減速したり交差点を曲がったりして到着するという機能。

繰り返すけれど、運転の主体が自動車になる「自動運転」でなく、運転の主体はドライバーという運転アシストだ。いち早く名乗りを上げた日産の次世代プロパイロットについちゃ何度も紹介してきた。平均レベルのドライバーよりずっとスムースかつテンポよく運転してくれ、私より周囲の交通状況の判断は高レベル。横断歩道の右左折で死角になる斜め後方の歩行者だって確実に見る。

次世代ADAS、日産だけでなくトヨタやスバル、ホンダも取り組んでおり、それぞれ2027年~2028年に市販する計画を持っていた。ホンダの場合、この機能をホンダ0に代表される電気自動車群に搭載する予定だった。次世代ADASと電気自動車は相性が良いためである。ハイブリッド車へ搭載することだって可能ながら、その場合、最初からハイブリッド車用に仕立てる必要がある。

したがってホンダ0をキャンセルした時点で次世代ADAS搭載モデルを考えなければならないのだけれど、どうやらそんな状況じゃないらしい。なんせ一度に4モデルも絶版になった。ちなみにホンダ0が2車種と、アキュラ向けの電気自動車、そしてアフィーラである。4車種に関わっている開発スタッフって膨大。それが何も仕事無くなってしまったワケです。前代未聞だ。

ここでホンダが新体制になり、新しい車種ラインナップを企画出来れば問題無し。されど三部体制は完璧なレイムダック状態。もはやメンタルが鬼のように強い三部さんであっても、新しい戦略を考える気持ちになれないと思う。現在進行形でやってるのは、すでに開発に着手している2モーターハイブリッドに注力することのみ。開発中のモデルに次世代ADASを組むのは難しい。

もっといえば、今こそ2028~2030年あたりに上市する魅力的な電気自動車のラインナップが必要だ。ホンダ社内はそんな雰囲気になってないと思う。そもそも2025年度の世界販売台数は前年を10%近く下回った。2026年度も上昇する材料無し。三部さんは魚がいない海にしか網を入れないばかり、高価な網を何度も失ってしまっている。このまま舵を握らせていていいんだろうか?

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