ホンダの収益の3分の1を稼ぐ新興国の2輪市場、このままだと厳しいことになると思う

これはヒジョウにマズいですね、なのがバイク。何度か書いてきている通りホンダの収益の3分の1は東南アジアの実用バイクである。なのにホンダの電動化、なぜか決定的に遅れている。バンコクモーターショーのホンダブースは全メーカーの中で一番広かったけれど(バイクの展示面積が広い!)、これから主力になる電動バイクはたった1台しか並んでいなかった。

ホンダ唯一の電動バイク。ショッパイ

デザイン的にもコンセプト的にも地味! たった1台なら、もっともっと夢や想像力を膨らませてくれるようなバイクがよかった。なんせホンダってバイク業界のトヨタなのだ。トヨタを見ると出来ることは全てやっている。だったら3分の1の収益を稼ぐ東南アジア最大のモーターショーでドカンと電気バイクを展開してもいいんじゃなかろうか。ホンダ、どうちゃったの?

新興国のバイクメーカーは怒濤の電気バイク推しだ。しかもカッコ良い! 新興国の実用バイクって125cc程度のパフォーマンスが必要。けっこう元気に走ると言うこと。上のようなデザインのバイクが125ccくらいのパフォーマンスで走ってくれたら、相当魅力的だと思う。はたまた下のようなデザインの電気バイクも面白い。何より「乗ってみたいですね!」と思わせる。

下のようなバイクを10万円少々の値付けで日本発売となったら、もう打つ手無し。安価な価格帯なら長持ちすることは求めない。5~6年乗れれば十分かと。航続距離だって自転車代わりに使うのなら30kmもあれば十分。今は円安なので日本に輸入しようという気分にならないだろうけれど、間違いなく日本にやってくる。太刀打ちできる日本側の企業は無いと思う。

この図式、日本勢が欧州のバイクメーカーを全て破綻させたのと同じ。タイだけでなくインドネシア、ベトナム、中国なども電動バイク開発に注力しており、すでに街中を走り出している。東南アジアの気温に強いリン酸鉄リチウム電池を使ってます。電動バイク勝負、おそらく5年くらいで決着すると思う。個人的にはスズキあたりが「そうきたか!」と思える電動バイクを出して欲しい。

そうそう。ヤマハも「イノベーション」(革新)と書かれた電気バイクを展示していたが、このレベルで革新とか主張されちゃうと「どうしちゃったの?」と思う。どこにでもある陳腐なデザイン&コンセプトです。スズキのバイク事業は利益を上げていない。遠からずヤマハもバイクで利益を上げることが難しくなるかもしれない。撤退すら視野に入ってきそうです。

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4 Responses to “ホンダの収益の3分の1を稼ぐ新興国の2輪市場、このままだと厳しいことになると思う”

  1. 還暦オヤジ より:

    何でホンダもヤマハもデザインと言いカラーリングと言いこんなにも面白みのないバイクをコンセプトとして出すのだろうか不思議で仕方ない。
    トップがダメなのか現場がダメなのか。もしくは両方ともダメなのか。

  2. アミーゴ5号リボーン より:

    新興メーカーと日本メーカーの比較は、まるで渋谷と巣鴨の街を見比べているようです。

    もう爺さんが幅を利かせて、あれこれ判断してはいかんデス。

    自分も還暦なので、仕事内容と能力を俯瞰して、引き際を誤らないようにしたいと思います。

  3. 原付二種の電動バイクなら買いたい! より:

    3枚目の電動バイク?ですが
    昔ホンダが出していたEZ9の丸パクリですかね?
    https://www.honda.co.jp/factbook/motor/EZ9/19900900/001.html

  4. はらだ より:

    ちらほら、コレ昔の○○だよなぁ~みたいのが出てますが、ホンダだってヤマハだって、むか~し出してて結構デザイン秀逸なの沢山あるんだから、他のメーカーのデザインはマズイでしょうけど、1970年代80年代の持って来てのリクリエイションは、むしろ日本でも現地でもユーザーも嬉しいんじゃないでしょうか?
    中国勢に負けない位の多いと思いますけども?
    デザイナーとして恥ずかしいとか思っちゃうのでしょうか、焼き直しすりゃ全然OKでしょうし、結局売れりゃ正義だと思うのは素人だからでしょうか?
    1枚目のスクーター然としたのなんかも、面積があんなに広いんだし、折角モトGPやF1出てんだから、がっつりレッドブルやレプソルみたいなド派手なカラーで仕上げたら、ショーとしても盛り上がるだろうし、売れるんじゃないかと思いますけどね、うかうかしてると中国勢がモトGPやF1席巻する時が来るかもしれないので、中国勢がモトGP出て無いうちに使った方が得の様な気がします。

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