ホンダF1、鈴鹿では少しばかり期待を下回りました。今度どうか?

ホンダにとってのホームレースとなった鈴鹿のF1は、おそらくファンからすれば少しばかり期待を下回ったと思う。かくいう私も同じであります。鈴鹿って現在F1を開催しているサーキットの中では最もバランスの高さが要求されるコースレイアウトだと言われている。実際、高速コーナーから低速コーナーまでバランスよく揃っており、最高速もしっかり出ます。

写真/HONDA

したがってシャシ性能とパワーユニット性能両方のバランスが重要。ホンダのパワーユニットくらいのポテンシャルあればレッドブルのシャシで十分TOPを走れると考えていた次第です。加えて鈴鹿から新しい燃料も投入した。どのくらいのパワーアップになっているは不明ながら、スペック4のパワーユニットの上限出力を引き上げてくれたことだろう。

しかし! 予選から伸び悩んでしまう。フェラーリとメルセデスとの間には超えられない壁を感じました。セットアップやドライバーの頑張りじゃ超えられない壁と言ってよかろう。なぜか? 私自身、今シーズンの中頃からハッキリ感じ始めているのだけれど、今までレッドブルを引っ張ってきた空力の天才であるエイドリアン・ニューウェイの才覚が売り切れたか?

考えてみたら私と同じ1958年生まれ。西洋人だと楽隠居して当たり前。しかもフェラーリやメルセデスにもニューウェイに負けない空力の天才が育ってきているのだろう。どんな逸材であっても限界は来る。鈴鹿のタイムを見ると、おそらくホンダが20馬力パワーアップさせたってTOPには出られないように感じます。ここからどうやって前に行こうとしているのだろうか?

ホンダはもう一回くらいパワーアップさせてくると思う。頑張って10馬力くらいだろう。さらに「デブロイ」と呼ばれるパワーマネージメントを改良していけば、もう少し改善出来るに違いない。けれど前述の通りそれだけじゃ厳しいかと。シャシ性能をもう少し上げていかないとフェラーリとメルセデスには追いつかないです。ニューウェイのヤル気次第か?

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