上海で超不格好なCX-30EVをワールドプレミア。マツダ好きからすれば悲しい

ブラックサタンどうしちゃったの? 何とマツダ、上海モーターショーでCX-30EVというクルマをワールドプレミアさせた。CX-30のフロアを2階建てにして稼いだスペースへ電池を搭載している。もともとCX-30というクルマ、背の高さを黒い「サッコプレート」のような処理で低く見せようとしていた。さらに車高を上げているから、美しいという概念から明後日の方向に行っちゃった。

ポルシェ911(964)に始まり、ベンツAクラス、フィットEV、初代MIRAIなど床下のスペースを確保するためバランスを崩したクルマはいくつかあるけれど、すでにCX-30から厚化粧していたこともあり、下のようにすんごい違和感になってしまった。もはやデザインより実利。そもそもMX-30EVというモデルを作ったのに、そちらがベースじゃない時点で商品計画は破綻している。

写真/長安マツダ

さらに言えば、マツダはトヨタと提携している。なのにトヨタが発表したbZチームにマツダの名前無し。スバルとダイハツとスズキのみ。独自でやっていこうということなのだろうか? まぁブラックサタンのトヨタ嫌いは有名。何度も本人からトヨタの批判は直接聞いている。筋金入りです。トヨタグループになんか入らねぇよ、ということなんだと思う。勇ましさを評価する人は居るだろう。

今回電池をたくさん搭載しているということもMX-30EV出した特に説明された「電池搭載量を減らした理由」である「LCAを考えたら少ない電池の方がトータルの二酸化炭素排出量が少ない」という主張と合致していない。いろんな意味でブラックサタンが構築した商品戦略に破綻が出始めているんだと思う。マツダ、いつまでこんなデタラメな指揮者にハンドルを握らせておくのだろう?

CX-30EVを見て悲しくなりました。マツダ、大丈夫か?

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