変速一段。直結四段の液体変速機って何だ?

鉄ちゃんではありませんが、乗り物は何でも好きだったりします。一昨日スバル360を茨城県の常陸大宮というところまで取りに行ったのだけれど、久し振りの気動車でした。私の中で気動車と言えば、180馬力のDMH17を搭載するキハ28(17リッター8気筒NAを初代エスティマのように横倒しで搭載。2機積むとキハ58。調べてみたら1961年!)から前に進んでいない。

サンコーワークスの近所を走っていたキハ28  写真/いすみ鉄道

水郡線で運用されているのはキハE130(キ=気動車。ハ=普通車)という新世代の気動車らしく、インテリアは電車と全く同じ。エンジン音も静か。走り出すと予想以上にパワフルだ。出足は軽々! すぐ2速に入り、3速へ。4速から息の長い加速が始まり、5速に入ったことまで確認出来ます。水郡線というローカル線ながら90km/h出ていた。95km/hまで出すらしい。

JRのエンジンの数字は排気量

興味沸いて調べてみました。エンジンはコマツ製でDMF15HZという。排気ガス対策済みのコモンレール直噴15リッター6気筒ターボを横倒しして搭載。何と450馬力を発揮する! DMH17×2機よりパワフル。ミッションは鉄道流で「変速一段。直結四段の液体変速機」となる。変速一段はトルコンを介したスタート用のギア。逆にトルコンかますの、スタートギアだけ。

2速からは直結ギアになる。したがって繋がる際「こつん」という明確なショックを伴う。変速ショック、5速に入った時まで解る。1~3速までクロス。4速と5速がワイド。ちなみにキハ28の液体変速機は「変速一段。直結一段」。何と2速! そういえばスタートで「ゴー!」と長く引っ張り、ガタンと変速してそのまんま! 変速も手動だったような気がします。

写真/日本車輌

気になるのが最新の気動車。『HC85』は日産eパワーのようなハイブリッドになっており、エンジンはカミンズのDFM14。直噴14リッター6気筒横倒し搭載で457馬力。40kWhの電池と組み合わされシステム出力530馬力。最高速120km/hとのこと。以上、役に立たないウンチクでした。いすみ鉄道のキハ28はいつまで生き延びれるか怪しい。ドライブがてら乗ってみたらいかがか?

追記です。いすみ鉄道、現在走ってるのはキハ52だけとのこと。こちらはキハ28より古い気動車なので、これまた現役がいつまで続くか不明。今日は鉄道の日でした。

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4 Responses to “変速一段。直結四段の液体変速機って何だ?”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    JRから見放された地方の鉄道は、電気だったりディーゼルだったりが半々くらいで、踏切で電車と同じ箱型なのにパンタグラフがない車両が走っていると、子供のころは不思議に思っていました。貨物は先頭がそれとわかるディーゼル機関車なので、子供でもパッとわかるんですけどね。
    重機・建設機械でよく見るメーカーが鉄道のエンジンを作っていたり、客車にバイクなら知っていた川崎重工の銘板が貼ってあったのをみて「おお」と思ったり。
    鉄道系の乗り物の、企業ごとの役割分担を知って、車と違って面白いなあと思うことがあります。(日立は車は造らないけど、鉄道は造るんだ!とか…低レベルな感動ですみません)

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    変速一段ってRAV4とかカローラHVの発進専用一速付きCVTみたいですね。
    意外と鉄道技術由来の自動車エンジニアリングだったりして。
    今ではディーゼルエンジンってトルクがあってパワフルなイメージですが、コモンレール燃料噴射が搭載される前はディーゼルといえば燃費はいいけれど非力なイメージでした。
    一番如実だったのは70系プラドに乗った時。
    前期型は2400㏄の機械式燃料ポンプ、ネットで97馬力。
    まだネーミングにランドクルーザーの名前があり、70系というネーミングでピンと来た人もいらっしゃると思いますが、ボディ&シャシーは70系(前期型は内装もバンと共通部品が多かった)、70系ワゴン(前後リーフスプリングからコイルスプリングに変更)という位置づけでした。
    2トンボディに100馬力なので当然非力、でも当時は「こんなもんじゃね?」というのが常識。
    で後期型が登場、基本的に外装の変更点はほぼなし。
    内装は乗用車っぽく変更(今度発売予定の70系ランクルに後に採用)。
    何が変わったのってエンジン。
    いきなり3000ccのコモンレール燃料噴射式の最新型になり、一気に130馬力に。
    馬力が3割増えた(トルクは2割くらい増えたと記憶)ので、同じ車とは思えないスーパーカーっぷりに震えました。
    パリダカで暴れまわっていた三菱パジェロだって105馬力だったのに。
    トルクはともかくジムニーシエラくらいの馬力ですよ。
    なので60年前のディーゼルが180馬力というのも何だか「ああそうね」という感じがします。
    あまり乗る機会がない気動車、ちょっと乗りたくなってきました。

  3. 鉄道と車好き より:

    既にいすみ鉄道のキハ28は引退し、キハ52が単行で毎週土曜日のみ運転しています。
    キハ28は国吉駅に留置されておりますよ。

  4. 緋色@AP1 より:

    前職で国鉄時代のディーゼルエンジン(DMF31系)のピストンを作ったことがあります。製造元が生産を止めてしまったので、うちで作ってくれと。

    自分が居たころは自動車や汎用機用ピストンのみだったので、その大きさに圧倒されました。(機械加工前で11㎏ほど)

    車と違って長命で、国鉄から臨海鉄道に譲渡されまだまだ現役で働いているとか、すごいなぁと一人感心していました。(職場には鉄っちゃんは自分だけだったので(笑))

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