F1の強烈なパフォーマンスで早くも欧州でのホンダ評価、赤丸急上昇! 販売台数も伸びると思う

ヨーロッパ市場、というかヨーロッパの人達のクルマ文化はタイしたものだと感心しきり! 何度かヨーロッパに於けるトヨタの大躍進はWRC効果だと紹介した。クルマのブランドイメージとモータースポーツの結果は直結している。先週、F1プレシーズンテストでホンダが素晴らしいパフォーマンスを見せたのだけれど、ホンダ復活、けっこうな勢いで広まっているようだ。

多くの人が「やっぱりホンダはスゴイ!」と考えるようになったという。もう少し掘り下げて調べてみたら大雑把なイメージで「ムカシは素晴らしい技術を持っていたけれど、最近ダメになった。良いクルマも無い」と思っているようなのだ。実際、第3期以降、ホンダの技術イメージって地に落ちたまま。良い部分が全くと言って良いくらい無かったと思う。

リアウイングがカコ良い!

けれどプレシーズンテストの段階でメルセデスがボヤき、フェラーリは打つ手無し。ルノー変わってアルピーヌだってホンダに勝てるピースを持っていないと皆さん評す。こう書くと「プレシーズンテストなんて三味線を弾いて走ってる」みたいに思う人もいるだろう。されど今シーズンは開幕間近。三味線弾いてる余裕などどこもない。逆にホンダだってフルにパワー出してない?

もし今シーズン素晴らしい走りを見せたら、ホンダのブランドイメージは急上昇することだろう。レッドブルだけでなくアルファタウリも好走するようになったらホンモノだ。ヨーロッパでのクルマの売れ行きに直結するに違いない。ホンダ車の販売台数が今年ヨーロッパで伸びたら何の迷いも無くF1効果だと断言する! 残念なことに魅力的な車種、少ないですけど。

そうなったら第4期のスタートの悪さが返す返すも残念! マクラーレンと組んだ際、F1を全くリスペクトしていない人がホンダの責任者になった。開発の最終段階で緊急に必要になった(ベンチテストで燃えた)部品をマクラーレンがヨーロッパから研究所に届けたのに「今日は休日なので」と受け取りを拒否されたのは有名な話。ロンデニスをタクシーで帰した下の状況だって酷い!

F1は参戦体制から考えなければならないと思う。昨年のこと。マクラーレンの総帥であるロン・デニス氏が青山のホンダ本社を訪れた。用件済んだ後、ホンダはタクシーを呼び、タクシー券を渡したという。この話を聞いた瞬間「厳しいですね」。現在のプロジェクトリーダーも十分優れた人材だと思うが、F1に向いていないと考える」(2015年2月23日のブログより)。

本当の意味での”ホンダらしい第4期”のスタートは、2017年の夏である。その前の第4期は「F1のことを知らない人が指揮を取っていた」ということになる。勝てなくて当たり前だ。最初からF1を知っている日に任せて置いたら、今頃トヨタと並んでホンダもヨーロッパで販売台数を伸ばしていたと思う。今年はホンダにとってヨーロッパの拡販が出来る!

 

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