リスクヘッジ

いや、もしかしたら逃げろという声を聞いたのに、指示を聞いてその場にいることを選んだのかもしれません。逆に学校や世論や政治が日本叩きをしていたら、きっとそいつを信じてしまうのだろう。自分で判断する気持ちを持つことこそ重要だと思う。大人がしっかり子供に教えなければならぬ。

昨年のこと。台湾の士林市場というところに行った。ここ、地下に大きなレストラン街があります。台湾なので当然ながら火力の強い火を使って料理している。日本じゃ考えられないこと。しかも規模の大きさに対し、どう考えてもフレッシュエアのキャパシティや、避難経路が少なすぎ。火事あったら逃げられまい。

入った瞬間、こりゃ怖いとホウホウの体で逃げ出す。ここに入って食事するの、ロシアンルーレットです。新興国でホテルに泊まった時も、なるべく下層階を選んだ上、脱出経路を考える。高層階で火事に遭ったら逃げらん。病気であの世に行くのは仕方ないけど、リスクからは遠ざかりたいと思う。

そんなこと言ってても明日家の上に飛行機落ちたり、首都高で大地震に遭うかもしれませんけどね。ニンゲン運命から逃げられないと思えば、ナンでも同じになっちゃう。ソコと日常のリスクヘッジは別に考えるべきかと。事象を自分で考え、判断するクセを付けておきましょう。お子さんにも教えて頂きたく。

もう1つ。韓国政府の対応は大問題だ。1分1秒を争う重要な事態だと言うことを掴めていなかった。傾き、日本で言う海上保安庁が到着した時点で総員下船を確実にしなければならない。ヘリで何往復も出来る時間あったら、十分な人数の救難要員を降ろし、確認するということが出来ただろう。

沈んだ後もダイバーを入れるのが遅すぎる。潮の流れがどうのこうのと言ってるものの弱まる時間だって必ずある。視界悪いと言ってるけど映像見る限り最悪でもない。ダイバーの技量の問題だ。ダイバーの活動時間だって、ナイトロックス(酸素の多い気体をタンクに充填する)を使えばよい。

日本に頼んでくれれば、下を見て数十倍の規模や機材で救難活動が出来たと思う。充填したナイトロックスのタンクだっていくらでも空輸できる。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ