マツダ売れ行き伸びず。調子に乗ってるから?(9日)

以前「もしかしたらマツダの売れ行きが伸び悩み始めたのでは?」と書いたら、いくつかのルートで「デミオとCX-3のリコールや小変更によるもの」。個人的には「違うんぢゃね?」と思っていたけれど、確証無し。そんならフル受注&フル生産始まる2月の台数を見てみましょうと考えた次第。するとどうよ。やっぱし好調と言いがたい感じ。

日本全体の台数はトヨタの工場が実質的に二週間止まったものの(したがってトヨタ88,5%と低かった)、前年比95,4%となっているのに、マツダ目立って低い88,9%なのだった。良くないと言われているホンダで107%。日産すら102,9%です。マツダ、昨年10月からずっとこんな感じ。ちなみにアメリカの売り上げも落ちてしまっている。

なぜか? 私は「奥行き不足」だと考えてます。あまりに自信を持ちすぎたため、今や完全なる殿様商売。一方、新しいニュースを提供出来ていない。自動車メディア見たってマツダの記事、出てないです。CX-3やデミオの小変更も読み手に印象を残さないヨイショ上等の記事ばかりだから、ほとんど意味なし。今後も存在感は薄まっていく。

今後しばらく新型車出てこない。自動車業界の華であるスポーツモデルやモータースポーツネタも無し。先日試乗したアテンザのディーゼルなどスゴク良いクルマだと感心したけれど、良いだけじゃ売れないのが自動車ビジネスの難しいトコロ。3月、4月と前年比割れするようだと、世界規模で抜本的な対応策が必要になると思います。

夕方、日産から役員級の人事発表となった。見てびつくり! 長らく国内販売を担当してきた片桐副社長がニスモに動く。何度か書いてきた通り片桐副社長はクルマに対し超淡泊。加えて「電気自動車の販売促進は国内事業でなくグローバルだ」と担当を拒否してきた。ホンダが人事異動でパワーアップするかと思いきや、日産も手強くなりそう。

もっと興味深いのはニスモである。コストダウン最優先だった国内販売戦略に逆らい、クルマ好き向けの面白いモデルを連発していた。ここのTOPがクルマ文化に超淡泊な片桐さんになるということです。きっと「やっちゃえ日産」は楽しくなるような気がする。ということで電気自動車への愛や夢をよろしくお願いします。きっと売れるようになる。

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夜はラクダに乗るというキビシイキビシイ修行をしました。

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